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「ニュー・シェパード」宇宙到達後に地上着陸成功 宇宙旅行も見据えるベゾス氏創立のブルー・オリジン

sorae.jp / 2018年4月30日 16時18分


 
アマゾン(Amazon)創業者のジェフ・ベゾス氏が創立した、宇宙開発企業のブルー・オリジン(Blue Origin)。そして2018年4月29日(現地時間)、そのブルー・オリジンが開発をすすめるロケット「ニュー・シェパード」が弾道飛行に成功しました。
 
今回ウエスト・テキサスから打ち上げられたのは、新造され以前にも打ち上げられた「ニュ・シェパード 2.0」。内部にはダミーの人形や観測機器が搭載され、到達高度は過去最高となる約106kmにまで到達。その後ロケットは地上への着陸に成功し、宇宙船カプセル「Crew Capsule 2.0」もパラシュートで地上に着陸しています。飛行時間は10分19秒で、ニュー・シェパードの打ち上げは今回で8回目となります。
 
ニュー・シェパードの宇宙船では6人が搭乗し、備え付けられた大型の窓から高度100kmの宇宙空間を眺める「宇宙旅行」が楽しめます。また宇宙旅行だけでなく、科学実験機器の打ち上げなども予定されています。
 
なお、ニュー・シェパードは2018年にも商業打ち上げを開始する予定です。そのチケット価格もベゾス氏いわく「普通の人でも買えるくらいにしたい」とのことで、宇宙旅行の新たな選択肢となるかもしれません。またそれ以外にも、ブルー・オリジンは大型ロケット「ニュー・グレン」を2020年代に打ち上げる予定です。
 
Image Credit: ブルー・オリジン
■Blue Origin Launches New Shepard Space Capsule on Highest Test Flight Yet
https://www.space.com/40439-blue-origin-launches-new-shepard-2018-test-flight.html
(文/塚本直樹)

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