惑星探査衛星「TESS」が初めて捉えた宇宙の星々
sorae.jp / 2018年5月21日 19時33分
2018年4月に打ち上げられた、NASAの惑星探査衛星「TESS(Transiting Exoplanet Survey Satellite)」。そのTESSから、初めて撮影した星々の画像が地球へと届けられました。
TESSは惑星が主星の前を通り過ぎる時の明るさの変化を利用した「トランジット法」で、太陽系の外の惑星を探査する人工衛星です。同様の人工衛星として「ケプラー宇宙望遠鏡」が運用されていますが、TESSはその後継機として宇宙のより広い範囲(約85%)、かつ地球から30〜300光年程度までの近めの惑星系を2年間にわたり調査する予定となっています。
今回の画像はTESSに搭載された4つのカメラのうちの1つで、我々の銀河の南天を撮影したものです。NASAの発表によればTESSは月から8000kmの距離まで移動しており、5月30日には最後のエンジン噴出で予定軌道に到達する予定です。
Image Credit: NASA/MIT/TESS
■NASA’s New Exoplanet Hunter Just Buzzed the Moon and Snapped Its 1st Photo!
https://www.space.com/40634-tess-exoplanet-satellite-moon-flyby-first-photo.html
(文/塚本直樹)
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