オポチュニティ、火星の嵐により発電に苦慮 NASA探査車
sorae.jp / 2018年6月13日 14時2分
NASAの火星探査車「オポチュニティ」が、現在嵐によって発電が困難になっていることが伝えられています。このまま嵐が続けば、地球との通信が困難になる可能性もあります。
オポチュニティは搭載されたソーラーパネルにて発電し、バッテリーに充電しつつ稼働します。同探査車は2007年にも大規模な嵐に遭遇していますが、6月3日から始まった今回の嵐はそれよりもずっと強烈で、昼間を夜のように暗くしています。これにより、オポチュニティの発電量は過去最低レベルに低下しています。また、探査車の温度が下がりすぎることも懸念材料です。
現在オポチュニティはすべての科学調査を中止し、充電とカメラ撮影、通信に専念しています。しかしさらにバッテリーレベルが下がればオートパイロットモード「low power fault mode」に入るか、あるいはそれにすらオンにならない可能性もあります。現在火星では嵐がますます強くなっており、状況によってはオポチュニティは一度シャットダウンし、太陽が大地を照らし発電が可能になった段階で再び復帰することになるかもしれません。
Image: NASA
■NASA’s Opportunity rover is battling a massive dust storm on Mars
https://www.theverge.com/2018/6/11/17449492/nasa-opportunity-rover-mars-dust-storm-solar-panels
(塚本直樹)
この記事に関連するニュース
-
火星での「サバイバル」は可能? 仏研究グループが「宇宙農業」の可能性を探る火星ローバーを提案
sorae.jp / 2024年5月2日 20時45分
-
NASA、火星でメタンの痕跡を発見!生命のサインなのか?衛星からは痕跡なく専門家は“混乱”
よろず~ニュース / 2024年4月27日 21時50分
-
ULAがデルタIVヘビーの最終打ち上げに成功 デルタシリーズ運用に幕
sorae.jp / 2024年4月23日 6時24分
-
日本人宇宙飛行士に2回の月面着陸機会 「アルテミス計画」与圧ローバー巡り日米間で署名
sorae.jp / 2024年4月15日 11時4分
-
火星での生命探査にパラダイムシフトを起こすか 米大学院生が提案する斬新なミッション
sorae.jp / 2024年4月12日 9時22分
ランキング
-
1すき家、14日から復活する“人気メニュー”が話題に 「復刻まじか」「通常メニューにして…」
Sirabee / 2024年5月9日 4時0分
-
2市販薬の箱に書かれた「第一類」「第二類」「医薬部外品」ってどういう意味? 薬剤師が購入時の注意点も解説
オトナンサー / 2024年5月10日 20時50分
-
3【注意】母の日に贈ってはいけない「カーネーション」の色は? NGカラーは3色あった!
オールアバウト / 2024年5月10日 21時15分
-
4今年結婚予定の30代の彼は貯金「0円」…30代で「貯金がない人」ってどれくらいいるの?
ファイナンシャルフィールド / 2024年5月9日 4時20分
-
5“激安焼肉食べ放題店”の元店員が暴露。「客に“得させないようにする”3つのワナ」
日刊SPA! / 2024年5月8日 15時54分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください