エアバス、火星サンプル回収ローバーとオービタを研究へ
sorae.jp / 2018年7月10日 8時25分
ESA(欧州宇宙機関)はエアバスに対し、火星サンプルの回収ローバー(探査車)と火星オービター(衛星)の研究に関する契約を結んだと発表しました。
計画では、まず火星地上で「フェッチ・ローバー(Fetch Rover)」が活動することになります。これは2026年に打ち上げられ、NASAのローバー「Mars 2020」が収集した岩石のサンプルを回収するのです。そして、サンプルはNASAが開発するロケット「マーズ・アセント・ビークル(Mars Ascent Vehicle)」に搭載され、軌道上へと打ち上げられます。
ロケットにより打ち上げられたサンプルは、これまたエアバスが研究をすすめる「アース・リターン・オービタ(Earth Return Orbiter)」とコンタクトします。そしてサンプルを再突入カプセルへと移動させ、これが地球へと送られるのです。
Image Credit: エアバス
■ESA awards Mars sample return study contracts as international cooperation plans take shape
http://spacenews.com/esa-awards-mars-sample-return-study-contracts-as-international-cooperation-plans-take-shape/
(文/塚本直樹)
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