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火星南極の氷下に「大きな湖」存在か 生命存在への期待も

sorae.jp / 2018年7月26日 15時53分


 
火星南極の氷の下1.6kmの位置に、約19kmもの大きさの湖が存在している可能性が、イタリア宇宙機関などの研究チームによって指摘されています。
 
今回の研究には、ESA(欧州宇宙機関)が2003年に打ち上げた火星探査機「マーズ・エクスプレス(Mars Express)」のアンテナ「MARSIS」で収集したデータが利用されています。レーダーの反射を利用した観測から、南極地下に大きな液体の水の湖があることが期待されているのです。
 
湖の深さは正確にはわからないものの、最低でも約1メートルはあると予測されています。またこれだけの低温下で液体の水が存在していることから、水には多量の塩分が含まれているとみられています。
 
火星探査において「生命(あるいはその痕跡)の存在」は常に大きなテーマでしたが、もしかしたらこの地下の湖に火星生命の生き残りが存在している……のかもしれませんね。
 
Image Credit: ESA, INAF. Graphic rendering by Davide Coero Borga, Media INAF
■Mars’ South Pole May Hide a Large Underground Lake
https://www.space.com/41272-mars-liquid-water-below-ice-cap.html
(文/塚本直樹)

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