3億光年先の衝突によって生まれた環状銀河
sorae.jp / 2018年10月2日 17時54分
紫色のリング状の構造を持つこの天体は地球から遙か3億光年先、とびうお座にある環状銀河「AM 0644-741」です。
2つの銀河とピンク色の光が散らばる画像は、ハッブル宇宙望遠鏡とチャンドラX線観測衛星の撮影画像を合成したもの。
「AM 0644-741」の直径約15万光年という巨大なリング状の構造は、画像左側の銀河と衝突した際に発生した重力場の崩壊によって引き起こされたという説があります。例えるならば、池に石を投げ入れた際に発生する波紋の様な現象です。
また、銀河の衝突後に生まれたと考えられる周囲に散らばるピンク色に描かれたX線源は非常に明るい事から「超大光度X線源(ULX)」に分類され、その中には中性子星やブラックホールが存在する可能性があります。
Image Credit: X-ray: Chandra (NASA, CXC, INAF, A. Wolter et al.); Optical: Hubble (NASA, STScI)
■Cosmic Collision Forges Galactic Ring
https://apod.nasa.gov/apod/ap180917.html
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