全天体の中で最も複雑な構造を持つ「キャッツアイ星雲」
sorae.jp / 2018年10月17日 21時34分
「キャッツアイ星雲(Cat’s Eye Nebula:NGC 6543)」と名付けられたこの天体は、りゅう座の方向約3600光年先にある惑星状星雲です。ハッブル宇宙望遠鏡のACS(掃天用高性能カメラ)によって撮影されました。
猫の目の様にも見える内部と、それを包む多重のリング形状をしており、観測されている全天体の中でも非常に複雑な構造をしている代表的な星雲です。
中心部の構造は一説では「ひょうたん星雲」や「ツインジェット星雲」の様に中心星が連星である可能性から互いの重力の干渉によって複雑な構造に変化した考えられ、外側に見える多重のリングは玉ねぎを横から半分に切断した様に見える玉ねぎ構造をしており、約1500年毎の間隔で放出された外層によって一定の波模様を形成した可能性があります。
しかし、「キャッツアイ星雲」構造には解明されていない点があり、様々な議論や説が唱えられている謎多き星雲と言えます。
Image Credit:ESA, NASA, HEIC and The Hubble Heritage Team (STScI/AURA)
■The Cat’s Eye Nebula
https://www.nasa.gov/multimedia/imagegallery/image_feature_211.html
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