淡く華やかに広がる巨大な天体
sorae.jp / 2018年11月5日 22時2分
宇宙に広がる淡く華やかな天体は、さんかく座にある「NGC 604」の姿です。
「NGC 604」は電離した水素原子が広範囲に広がるHII領域の天体であり、Hα線によって赤く見えています。中央付近は、200個以上の青く明るいウォルフ・ライエ星などがひしめき合い、周囲の超新星爆発などによる影響を受け、中心をくり抜くなど複雑な形状をしています。
同じHII領域では、非常に明るく巨大な天体である大マゼラン雲のタランチュラ星雲に匹敵する規模と言われています。
なお「NGC 604」の撮影にはハッブル宇宙望遠鏡の広域惑星カメラ「WFPC2」の光学Hα線を含む多数のフィルタ(紫外線U/O(II)、光学Hβ/O(III)/V/N(II)/S(II)/近赤外線I/S(III))が用いられました。
Image Credit:NASA/ESA and The Hubble Heritage Team (AURA/STScI)/M. Schirmer, T. Erben, M. Lombardi (IAEF Bonn), European Southern Observatory
■Firestorm of star birth seen in a Local Galaxy
https://www.spacetelescope.org/images/opo0330a/
https://apod.nasa.gov/apod/ap121211.html
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