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赤外線で捉える「星のゆりかご」

sorae.jp / 2018年11月19日 21時23分

銀河の中心方向であり沢山の星雲を見つけることのできる「いて座」に存在する「M20」は口径の小さな望遠鏡でも見つけやすい散光星雲です。

「M20」は可視光で観測すると、光を吸収する暗くぼやけた黒い帯によって3つに分断されている様に見えることから「三裂星雲」とも呼ばれています。
スピッツァー宇宙望遠鏡の赤外線カメラによって撮影された疑似カラーの画像を用い、天文学者たちは星雲の構造や可視光では塵やガスの雲で見ることのできない、若い星や生まれたばかりの星を研究しています。

▲可視光で捉えた「M20」の姿。星雲の靄で構造がよく見えない

「M20」の直径は約30光年で地球からの距離はわずか5500光年です。また、近くには「M8(干潟星雲)」や「M21(散光星団)」といった有名な天体を見つけることができます。

 

Image Credit:J. Rho (SSC/Caltech), JPL-Caltech, NASA /
Adam Block, Mt. Lemmon SkyCenter, U. Arizona
■Infrared Trifid
https://apod.nasa.gov/apod/ap150725.html

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