大マゼラン雲の赤に隠された星団「LH63」
sorae.jp / 2018年11月26日 21時46分
地球から最も近い銀河の1つである大マゼラン雲の一部をハッブル宇宙望遠鏡は捉えています。
この画像は、ハッブル宇宙望遠鏡の広域惑星カメラ「WFPC2」の光学B/V/Hα・赤外Iによって撮影された、若い星団「LH63」と、星形成領域の「LHA 120-N 51(N51)」の姿です。紫外線によって照らされたガスや塵は何光年にも渡って美しく広がっており星団に霧をかけているかの様です。
「LH63」は太陽と似た様な低質量の若い恒星が誕生しています。その様な天体を調査することで、太陽誕生の仕組みや過去の姿を調査することができます。
また、大マゼラン雲には他にも沢山の星形成領域があり、「LHA 120-N 44(N44)」の様な星形成領域が吹き飛ばされ泡の様な形になった「スーパーバブル」や有名な「タランチュラ星雲(NGC 2070)」も存在します。
また、大マゼラン雲は、英名が「Large Magellanic Cloud(LMC)」であるため「雲」として記載されることが主ですが、「大マゼラン星雲」や「大マゼラン銀河」といった表記も用いられることもあります。
それに、小マゼラン”雲”と連”銀河”であったり、実は銀河系との3連銀河かもしれないし、銀河系との相互作用によって見た目が変化した不規則銀河の可能性もあると考えられていたりと、表記的にも内容的にも興味深く面白い天体ですね。
Image Credit:NASA, ESA, and D. Gouliermis (University of Heidelberg)
Acknowledgement: Luca Limatola / Gemini Obs., AURA, NSF
■Cloaked in red
https://www.spacetelescope.org/images/potw1408a/
この記事に関連するニュース
-
緻密で柔らかそうな印象の渦巻銀河「NGC 2090」 ハッブル宇宙望遠鏡が撮影
sorae.jp / 2024年11月25日 21時46分
-
どこかに写っている超新星 ハッブル宇宙望遠鏡が撮影した棒渦巻銀河「NGC 1672」
sorae.jp / 2024年11月6日 21時47分
-
「ダンスする銀河」「宙に浮かぶ魔女の横顔」NASAが今週公開した「不気味で美しい」画像8選
ニューズウィーク日本版 / 2024年11月6日 15時58分
-
幻の銀河とも呼ばれる渦巻銀河「M74」 ウェッブ宇宙望遠鏡が再び撮影
sorae.jp / 2024年11月5日 21時23分
-
じーっと見つめる目のような相互作用銀河 ハロウィンにあわせNASAやESAが紹介
sorae.jp / 2024年11月1日 16時58分
ランキング
-
1ユニクロ感謝祭「最強アウターが大幅値下げ」「ヒートテックも割安」絶対に買い逃してはいけない5アイテム
日刊SPA! / 2024年11月27日 8時54分
-
2LINEでもXでもInstagramでもない…東大生が「受験生は絶対入れるな」という"バカになるアプリ"の名前
プレジデントオンライン / 2024年11月25日 16時15分
-
3知っておくと便利「つらい咳」を止めるツボと食材 漢方に詳しい薬剤師が紹介する咳止め漢方3種
東洋経済オンライン / 2024年11月27日 12時30分
-
4「トイレでスマホ」が招く危険...長時間座りっぱなしの健康リスクとは?
ニューズウィーク日本版 / 2024年11月27日 17時50分
-
5「小銭入れると落ちる恐れ」 しまむらの新作財布に不具合……「申し訳ございません」 販売中止に
ねとらぼ / 2024年11月27日 19時20分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください