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歪な銀河形状とブラックホール連星

sorae.jp / 2018年11月27日 22時6分

「NGC 6240」は、一般的な綺麗な円形の銀河とは程遠い歪な形をした超高光度赤外線銀河で、へびつかい座の方向約4億光年の距離に位置しています。

この画像は、2015年5月に公開されたもので、ハッブル宇宙望遠鏡の広域惑星カメラ「WFPC3」によって撮影されました。以前には「WFPC2」による画像(文末の画像)も公開されていますが、比較すると銀河の中心部分の赤色の結び目模様の構造をはっきりと捉えていることが分かります。

「NGC 6240」は、過去に2つの銀河が衝突したことで形状が大きく崩壊。衝突による影響は、星形成領域を作り出し、無数の星の誕生や数多くの超新星爆発を誘発しました。近年では、2013年に発生した超新星「SN 2013dc」も観測されています。

また、「NGC 6240」の中心は、2つの超大質量ブラックホールが3000光年と非常に近い位置に連なっています。それらは、ゆっくりと互いを周回しながら近づき、やがて1つの超大質量ブラックホールとして収束すると考えられています。

▲WFPC2によって撮影された「NGC 6240」

 

Image Credit:NASA, ESA, the Hubble Heritage (STScI/AURA)-ESA/Hubble Collaboration, and A. Evans (University of Virginia, Charlottesville/NRAO/Stony Brook University)
■Hubble revisits tangled NGC 6240
https://www.spacetelescope.org/images/potw1520a/

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