合体を進行している渦巻銀河「NGC 7714」
sorae.jp / 2018年12月3日 22時16分
地球から1億光年離れた宇宙空間に、この渦巻銀河「NGC 7714(Arp 284)」は存在します。
奇妙な形の渦を持つ「NGC 7714」は、画像外にある小さな銀河「NGC 7715」との相互作用によって形成されています。「NGC 7714」は「NGC 7715」の物質を取り込み、新しい星形成の場を作り上げていることは、銀河を取り巻く青く明るい光の集まりが表しています。
また、この銀河は現在進行系で合体を進行しており、その影響で薄い雲のように見える腕が画像右上に向かって伸びています。
この画像は、ハッブル宇宙望遠鏡の広域惑星カメラ「WFPC3」の紫外U(300nm)/U(390nm)と、掃天観測用高性能カメラ「ACS」の光学R(606nm)/I(814nm)で撮影した画像を用いて作成されました。
「NGC 7714」は地球から比較的近い1億光年という表現(spacetelescopeの原文)も見られますが、太陽系から一番近い恒星「プロキシマ・ケンタウリ」でも光の速度で約4年の距離。やはり遠いです。
しかし、全天で最も遠いとされる天体は300億光年以上離れていることを考えると、(宇宙規模的に)近いという表現も間違っていないのかもしれません。
Image Credit:ESA, NASA
■Hubble image of NGC 7714
https://www.spacetelescope.org/images/heic1503a/
この記事に関連するニュース
-
緻密で柔らかそうな印象の渦巻銀河「NGC 2090」 ハッブル宇宙望遠鏡が撮影
sorae.jp / 2024年11月25日 21時46分
-
どこかに写っている超新星 ハッブル宇宙望遠鏡が撮影した棒渦巻銀河「NGC 1672」
sorae.jp / 2024年11月6日 21時47分
-
「ダンスする銀河」「宙に浮かぶ魔女の横顔」NASAが今週公開した「不気味で美しい」画像8選
ニューズウィーク日本版 / 2024年11月6日 15時58分
-
ハッブル宇宙望遠鏡が撮影 2021年と2023年に超新星が見つかった渦巻銀河「NGC 4414」
sorae.jp / 2024年11月2日 18時41分
-
じーっと見つめる目のような相互作用銀河 ハロウィンにあわせNASAやESAが紹介
sorae.jp / 2024年11月1日 16時58分
ランキング
-
1ユニクロ感謝祭「最強アウターが大幅値下げ」「ヒートテックも割安」絶対に買い逃してはいけない5アイテム
日刊SPA! / 2024年11月27日 8時54分
-
2LINEでもXでもInstagramでもない…東大生が「受験生は絶対入れるな」という"バカになるアプリ"の名前
プレジデントオンライン / 2024年11月25日 16時15分
-
3知っておくと便利「つらい咳」を止めるツボと食材 漢方に詳しい薬剤師が紹介する咳止め漢方3種
東洋経済オンライン / 2024年11月27日 12時30分
-
4「トイレでスマホ」が招く危険...長時間座りっぱなしの健康リスクとは?
ニューズウィーク日本版 / 2024年11月27日 17時50分
-
5「小銭入れると落ちる恐れ」 しまむらの新作財布に不具合……「申し訳ございません」 販売中止に
ねとらぼ / 2024年11月27日 19時20分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください