1000億を超える星で構成されている「M100」と超新星爆発の痕跡
sorae.jp / 2018年12月7日 21時46分
我々の天の川銀河によく似た渦状腕を持つ「M100(NGC 4321)」は、1000億を超える星々で構成されている巨大なSc型の渦巻銀河です。
おとめ座銀河団の中でも最も明るい銀河の1つであり、約5600万光年離れた「かみのけ座」の方向に位置します。2009年にハッブル宇宙望遠鏡によって撮影された「M100」のこの画像では、特徴である明るく青く輝く星団と、複雑な塵の帯構造を明らかにしています。また、この銀河に含まれるセファイド型変光星の観測により、宇宙の大きさや年齢について重要な研究の役割を果たしました。
また、ハッブル宇宙望遠鏡の撮影が行われる数年前の2006年に記録された超新星爆発(SN2006X)の痕跡の光エコーも捉えています。しかし、どの位置で超新星爆発が発生したのかを把握していないと、この画像から見つけることは難しいかもしれません。
![](https://sorae.info/wp-content/uploads/2018/12/SN2006X_before_after.jpg)
▲SN2006Xの発生前と後のUVOT画像
Image Credit: Hubble Legacy Archive, NASA, ESA – Processing & Licence: Judy Schmidt
■M100: A Grand Design Spiral Galaxy
https://apod.nasa.gov/apod/ap150211.html
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