宇宙空間の裂け目のような「NGC 891」
sorae.jp / 2018年12月12日 22時2分
宇宙に出来た空間の裂け目の様な天体は、地球から約3000万光年離れたアンドロメダ座の方向にある渦巻銀河「NGC 891」です。
直径約10万光年ある「NGC 891」は、我々の視点ではほぼ真横から見え、その姿は地球から天の川の中心を観測した姿によく似ています。この画像からは、平で薄い銀河円盤と中央のバルジに対し、暗くぼやけた塵の帯が一直線に横切っていることや、ピンク色に表示された星形成領域、周囲にある青く若い星団を確認することができます。
また、超新星爆発や星形成活動によって銀河円盤から吹き飛ばされたと思われるフィラメント構造も捉えられており、銀河円盤から銀河ハローに向かって伸びていることが分かります。
最近のアニメや特撮などで見られる様な空間に裂け目を作り物体転送を行えそうな姿をしている「NGC 891」は、なかなか見飽きることのない構造と、色々な妄想を掻き立ててくれる天体ですね。
Image Credit:Adam Block, Mt. Lemmon SkyCenter, U. Arizona / ESO/S. Brunier
■NGC 891 Edge-on
https://apod.nasa.gov/apod/ap131011.html
この記事に関連するニュース
-
緻密で柔らかそうな印象の渦巻銀河「NGC 2090」 ハッブル宇宙望遠鏡が撮影
sorae.jp / 2024年11月25日 21時46分
-
見事に横向き ハッブル宇宙望遠鏡が撮影した“へび座”の渦巻銀河「UGC 10043」
sorae.jp / 2024年11月20日 20時52分
-
溶け合うような“かみのけ座”の相互作用銀河 ハッブル宇宙望遠鏡が撮影
sorae.jp / 2024年11月11日 21時13分
-
「ダンスする銀河」「宙に浮かぶ魔女の横顔」NASAが今週公開した「不気味で美しい」画像8選
ニューズウィーク日本版 / 2024年11月6日 15時58分
-
じーっと見つめる目のような相互作用銀河 ハロウィンにあわせNASAやESAが紹介
sorae.jp / 2024年11月1日 16時58分
ランキング
-
1ユニクロ感謝祭「最強アウターが大幅値下げ」「ヒートテックも割安」絶対に買い逃してはいけない5アイテム
日刊SPA! / 2024年11月27日 8時54分
-
2LINEでもXでもInstagramでもない…東大生が「受験生は絶対入れるな」という"バカになるアプリ"の名前
プレジデントオンライン / 2024年11月25日 16時15分
-
3知っておくと便利「つらい咳」を止めるツボと食材 漢方に詳しい薬剤師が紹介する咳止め漢方3種
東洋経済オンライン / 2024年11月27日 12時30分
-
4「トイレでスマホ」が招く危険...長時間座りっぱなしの健康リスクとは?
ニューズウィーク日本版 / 2024年11月27日 17時50分
-
5「小銭入れると落ちる恐れ」 しまむらの新作財布に不具合……「申し訳ございません」 販売中止に
ねとらぼ / 2024年11月27日 19時20分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください