7種の波長を重ねて可視化した「とけい座」の銀河
sorae.jp / 2018年12月16日 0時18分
この画像はハッブル宇宙望遠鏡に搭載されているカメラによって、7つの個別露光によって撮影されたものを合成した多波長写真です。
微光天体カメラ「FOC」は紫外線、広域惑星カメラ「WFPC2」は紫外線と赤外線に2種の可視光、赤外線+マルチオブジェクト分光計「NICMOS」は2種の赤外線の計7つの波長を合成し、可視化しています。(NASAのAPODの解説では、FOCは2種の紫外線、WFPC2は2種の可視光、NICMOSは3種の赤外線と解説されています)
目に見えない紫外線は青と紫、赤外線は橙と赤、可視帯には緑と黄で表現。特に、紫外線で表された部分は爆発的星形成が引き起こされている箇所が強調されています。
この銀河は「とけい座」の方向に約4000万光年離れた場所に位置している渦巻銀河「NGC 1512」を捉えたもので、2001年5月に公開されました。
Image Credit:NASA, ESA, Dan Maoz (Tel-Aviv University, Israel, and Columbia University, USA)
■Composite ultraviolet-visible-infrared image of NGC 1512
https://www.spacetelescope.org/images/heic0106b/
https://apod.nasa.gov/apod/ap010606.html
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