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3億3000年前に衝突した銀河が作り出した「環」

sorae.jp / 2019年1月29日 22時35分

ろ座の方向約1億5000万光年先にある「NGC 922」は、ほぼ完全な円形のピンク色の星雲に囲まれています。

この歪んだ形状は、約3億3000年前に経験した大銀河と小銀河の衝突が原因。衝突した小銀河は既に大銀河を通過しており、多くの物質やエネルギーを吸収したと推測されます。また「NGC 922」として完成したこの銀河には、衝突銀河によく見られる活動的な赤またはピンクの星形成領域と、生まれたばかりの若く青い星団が画像下半分に多く見られます。

この画像は、ハッブル宇宙望遠鏡の広域惑星カメラ「WFPC2」の可視光(B/V/I)と広視野カメラ「WFC3」の可視光(Hα+NII/R)のフィルターで撮影した。2012年6月に公開されました。なお「NGC 922」は輝線銀河とされ、形態は「SBc:r」(SBc形状に環状構造がある「r」が付与)に分類されています。

 

Image Credit:NASA, ESA
■Hubble view of NGC 922
https://www.spacetelescope.org/images/heic1218a/

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