初期の天の川銀河を知る遺物
sorae.jp / 2019年2月2日 22時33分
この画像は、沢山の年老いた古い星を束ねる球状星団「ターザン5(Terzan 5)」の姿を捉えたものです。
「ターザン5」は、フランスの天文学者Agop Terzan氏によって1968年に発見されました。射手座の方向約2万光年の距離に位置し、天の川銀河の中心の銀河バルジに属しています。
天の川銀河の中でも最も星が密集している天体の1つであり、その輝きは太陽の80万倍で質量は約200万倍と考えられています。この異常な星の密集度合いは、「ターザン5」が天の川銀河の初期に誕生した原始銀河の遺物である可能性を示唆しています。
この画像は、ハッブル宇宙望遠鏡の広視野カメラ「WFC3」と、ESOの超巨大望遠鏡の多重共役波面補償光学実証(Multi-conjugate Adaptive Optics Demonstrator:MAD)、ケック望遠鏡の第2世代赤外線カメラによって行われ、2016年9月に公開されました。
Image Credit:NASA/ESA/Hubble/F. Ferraro
■The unusual cluster Terzan
https://www.spacetelescope.org/images/heic1617a/
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