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可視光で捉えた幻想的な星のインキュベーター

sorae.jp / 2019年2月8日 23時20分

美しく表現すると幻想的な夕焼け雲、その逆で言い表すと腐った林檎の表面。3つの可視光フィルターによってこの様に捉えられたこの天体は、とも座の方向約13000光年先に位置する「NGC 2467」です。

力強く輝いている青い星が散りばめられているガスの雲は、星を次々に生み出している星形成領域。その殆どが電離した水素であり、紫外線によって美しく輝いて見える星のゆりかごです。

この画像は、ハッブル宇宙望遠鏡の掃天観測用高性能カメラ「ACS」の可視光の3つの異なるフィルタを用いて撮影されました。これらのフィルターは、赤(658nm)青(550nm)緑(660nm)の色でガスの様々な模様を捉えています。2004年に撮影され、2010年7月に公開されました。なお、「NGC 2467」は「マンドリル星雲(Mandrill nebula)」とも呼ばれますが、可視光撮影による画像ではマンドリル要素は皆無ですね。

 

Image Credit:NASA, ESA and Orsola De Marco (Macquarie University)
■A cosmic concoction in NGC 2467
https://www.spacetelescope.org/images/heic1012a/

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