超大質量ブラックホールとメガメーザー
sorae.jp / 2019年2月17日 15時48分
模範的な棒渦巻銀河の形をしている「UGC 6093」は、銀河バルジを両極に貫く棒構造を持ち、さらに明るい活動銀河核(AGN)を持つ活動銀河に分類されています。
中心の活動銀河核が非常に明るい光を放っているのは、銀河の中心にある超大質量ブラックホールが周囲の物質を引き込み、強いエネルギーを放出しているため。
また「UGC 6093」は、強力な電磁波を放っているメガメーザー銀河としても知られています。メガメーザー銀河は、一般的に天の川銀河で発見されている銀河より1億倍も明るい。(※メーザー:Wikipedia)
また、ハッブル宇宙望遠鏡に搭載されている広視野カメラ「WFC3」は、赤外線・可視光・紫外線など複数の波長撮影に対応。紫外線撮影は生まれたばかりの星が放つ強力な紫外線などを観測する際に、赤外線撮影は主に遠い宇宙の銀河からの赤方偏移光を研究するのに使用。
メガメーザー銀河など複雑な構造を持つ天体の研究には、複数の波長を組み合わせた多波長撮影が用いられています。この画像は、紫外線・可視光(3種)・赤外線の計5波長を組み合わせたもので、2018年1月に公開されました。
Image Credit:ESA/Hubble & NASA
■Lasers and supermassive black holes
https://www.spacetelescope.org/images/potw1801a/
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