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超新星残骸の中に見た白いヴェール

sorae.jp / 2019年2月28日 22時22分

はくちょう座の方向約1500光年先に位置するこの天体は「はくちょう座ループ(Cygnus Loop)」の一部分を表したものです。

網状星雲の「はくちょう座ループ」は、約5000年ほど前に発生した超新星爆発によりガスが驚異的な速度で周囲に放たれた超新星残骸。上の画像では白いヴェールの様に見える一部ですが、全景は非常に大きく地上から見て満月の数倍から数十倍のサイズまで広がっているといいます。

この特徴的な網状の星雲には所々にカタログナンバーが付けられており、以前紹介した「魔女のほうき星雲」もこの「はくちょう座ループ」の一部分でありながら「NGC 6960」のカタログナンバーが付けられています。(画像2枚目の右側)

1枚目の画像は、ハッブル宇宙望遠鏡の広域惑星カメラ2「WFPC2」の可視光撮影で2000年10月に公開。2枚目は、ハッブル宇宙望遠鏡とデジタイズド・スカイ・サーベイ(DSS)の可視光データの合成画像で、2007年7月に公開されたものです。

この「はくちょう座ループ」の一部分にどうも既視感があると思ったのですが、あのスマートフォンの壁紙イメージにそっくりですね。

 

Image Credit:ESA & Digitized Sky Survey (Caltech)
■A tantalising veil
https://www.spacetelescope.org/images/heic0006b/

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