影響し合う三つ子銀河。備わった星のゆりかご
sorae.jp / 2019年3月2日 19時24分
銀河を斜めにクローズアップしたこの画像は、しし座の方向約3500万光年の距離に位置している”いびつな”棒渦巻銀河「M66」の姿です。
銀河の星形成領域や星形成活動を捉えているプロジェクト「LEGUS(HST Legacy Extragalactic UV Survey)」によって撮影された「M66」(プロジェクトではNGC 3627として捉えられている)は、歪んだ渦巻腕の中で活発な星形成活動を行っていることが確認されています。
それは、「M66」が約20万光年と近くの「M65」や「NGC 3638」による、重力の相互作用を受けた結果、盛んな星形成領域が形成し次々に若い星々を誕生させています。この、「M66」「M65」「NGC 3628」と言った3つの銀河は「しし座の三つ子銀河」の愛称で呼ばれています。
また、「M66」が相互作用による銀河の歪みを経験したのに対し、「M65」と「NGC 3628」の見た目は限りなく歪みが少ない用に見えます。
この画像は、2010年に公開されたハッブル宇宙望遠鏡の掃天観測用高性能カメラ「ACS」の可視光波長で撮影したものに、広視野カメラ3「WFC3」の紫外線(275nm:紫)および可視光(438nm/336nm:青)波長を合成したもので、2018年5月に公開されました。
Image Credit:NASA, ESA, and the LEGUS team
■Messier 66 — member of the Leo Triplet
https://www.spacetelescope.org/images/heic1810c/
この記事に関連するニュース
-
緻密で柔らかそうな印象の渦巻銀河「NGC 2090」 ハッブル宇宙望遠鏡が撮影
sorae.jp / 2024年11月25日 21時46分
-
溶け合うような“かみのけ座”の相互作用銀河 ハッブル宇宙望遠鏡が撮影
sorae.jp / 2024年11月11日 21時13分
-
どこかに写っている超新星 ハッブル宇宙望遠鏡が撮影した棒渦巻銀河「NGC 1672」
sorae.jp / 2024年11月6日 21時47分
-
幻の銀河とも呼ばれる渦巻銀河「M74」 ウェッブ宇宙望遠鏡が再び撮影
sorae.jp / 2024年11月5日 21時23分
-
じーっと見つめる目のような相互作用銀河 ハロウィンにあわせNASAやESAが紹介
sorae.jp / 2024年11月1日 16時58分
ランキング
-
1「無性にコーヒーが飲みたい…」 実は鉄分不足が原因? 疲労増&集中力低下も
オトナンサー / 2024年11月27日 8時10分
-
2「トイレでスマホ」が招く危険...長時間座りっぱなしの健康リスクとは?
ニューズウィーク日本版 / 2024年11月27日 17時50分
-
3「ワンタッチ痴漢」と言わないで…性犯罪を軽んじる言葉に警鐘 発信源と報道された警視庁に聞いた
まいどなニュース / 2024年11月28日 7時10分
-
4知っておくと便利「つらい咳」を止めるツボと食材 漢方に詳しい薬剤師が紹介する咳止め漢方3種
東洋経済オンライン / 2024年11月27日 12時30分
-
5カワノアユミの盛り場より愛を込めて なぜ外国人が日本人女性を買う現象が起きたか 国内外で波紋…「東京はアジアの新しいセックス観光の首都?」と題する香港紙記事
zakzak by夕刊フジ / 2024年11月28日 6時30分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください