不規則銀河に見られる青い証拠
sorae.jp / 2019年3月17日 19時45分
この銀河は「NGC 2337」として知られる、やまねこ座の方向約25000光年離れた場所に位置しており、不規則銀河に分類されています。
不規則銀河は、一般的な「渦巻銀河」「棒渦巻銀河」「楕円銀河」「レンズ状銀河」のどれにも当てはまらず、渦巻腕やディスク形状もない銀河を指します。この様な銀河は、確認されている銀河の4分の1を占めているといいます。
「NGC 2337」は1877年にフランスの天文学者エドゥアール・ステファンによって発見されました。エドゥアール・ステファンと言えば、ペガスス座にある5つの銀河のグルーブ「ステファンの五つ子銀河」の発見者としても有名です。なお「NGC 2337」と「ステファンの五つ子銀河」は同年に発見されています。
不規則銀河は他の銀河の影響によって変形や崩壊した結果である物が多く、これから衝突合体するもの、通り過ぎた後であるもの、はたまた合体して1つの巨大銀河になったものなどが考えられます。この様な重力の相互作用は、銀河内の星形成活動を活発にすることが知られています。「NGC 2337」もまた、端端に見られる青く若い星団は相互作用による星形成活動の結果と言えるでしょう。
この画像は、2016年8月に公開されたもので、ハッブル宇宙望遠鏡の掃天観測用高性能カメラ「ACS」の可視光と赤外線波長を用いて撮影されました。
Image Credit:ESA/Hubble & NASA
https://www.spacetelescope.org/images/potw1632a/
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