何に見える?超新星残骸の生み出す宇宙アート
sorae.jp / 2019年6月4日 23時29分
宇宙を優雅に泳ぐ熱帯魚の様な天体は、ほ座の方向約800光年先にある「NGC 2736」です。別名「鉛筆星雲(Pencil Nebula)」としても親しまれています。
鉛筆星雲は、約11000年前に発生した超新星爆発によるガスや塵の残骸の一部であると考えられています。この超新星残骸は、ほ座に広く分布されたガスの中で最も明るい部分であり、数百kmの速度で移動していることも分かっています。
最も明るい部分は鉛筆に似ているとされますが、思い描く鉛筆ではなく羽根ペンに近い形状と言えますね。また、魔女のホウキや熱帯魚のベタに見えたりと人によって様々な印象を与えてくれます。
この画像は、南米チリにあるラ・シア天文台にある2.2メートル望遠鏡のWide Field Imagerによって撮影され、2012年12月に公開されました。
Image Credit:ESO
https://www.eso.org/public/images/eso1236a/
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