観測史上最大の超大質量ブラックホールは満腹で眠っている
sorae.jp / 2019年6月6日 23時47分
観測史上最も大きいとされるブラックホールは、かみのけ座にある楕円銀河「NGC 4889」の中で発見されています。
この超大質量ブラックホールは、光が重力から脱出できる境界線である「事象の地平線(event horizon)」が海王星の公転軌道の15倍の13000億kmであり、質量は太陽の210億倍という観測史上最も大きいブラックホールと推定されています。(振り幅が大きく、推定で210億倍)
我々の天の川銀河の中心にあるブラックホールの質量は太陽の400万倍。そのスケールを比較するとまさにアリとゾウの様な差があります。また、2019年4月10日に史上初の撮影に成功した「M87」のブラックホールの質量は太陽の65億倍と超大質量であるものの、更に上を行く「NGC 4889」のラスボス感が否めませんね。
また、この観測史上最大級の超大質量ブラックホールは、すでに周囲の物質を飲み込み終えており、次の食材を手に入れるまで休眠しています。そのことから「眠れる巨人」とも呼ばれました。
Image Credit:NASA & ESA
この記事に関連するニュース
-
恒星「WOH G64」のクローズアップ撮影に成功 天の川銀河の外にある恒星では初の成果
sorae.jp / 2024年11月28日 21時10分
-
1秒間に716日が過ぎる! 自転が最速の中性子星の1つ「4U 1820-30」を発見
sorae.jp / 2024年11月17日 21時0分
-
限界の40倍以上で成長? 初期宇宙の巨大なブラックホールをウェッブ宇宙望遠鏡が観測
sorae.jp / 2024年11月8日 21時53分
-
宇宙初期の超大質量ブラックホール、誕生の謎解明か NASAらの研究
財経新聞 / 2024年11月8日 9時47分
-
ブラックホール連星「はくちょう座V404星」は三重連星だった可能性
sorae.jp / 2024年11月1日 21時58分
ランキング
-
1「一人暮らしの老後」を充実させるコツ3つ
オールアバウト / 2024年11月28日 21時40分
-
2ホコリが積もると火事に…コンセント周辺の掃除をサボると危険! 確認すべき5つのポイント
オトナンサー / 2024年11月28日 20時10分
-
3日本株に“トランプ・ショック”直撃か…「関税引き上げ」に国内経済界は戦々恐々
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年11月28日 16時3分
-
4『推しの子』終盤展開の問題 実写やアニメで「改変」を望む声が出ているのは何故なのか
マグミクス / 2024年11月28日 20時55分
-
5急な「めまい」発作の"引き金"となる6つの要因 とくに急激な「気圧の変化」には注意が必要
東洋経済オンライン / 2024年11月28日 20時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください