太陽の100倍以上大きい星々と3000万倍の光
sorae.jp / 2019年6月8日 22時24分
大マゼラン雲にあるタランチュラ星雲には太陽よりも大きな恒星が数多く敷き詰められた「R136」という散開星団があります。
この「R136」は、地球から約17万光年先に位置しており、数百万歳という若い星々が青白く輝いている活動的な星団です。この画像の撮影にはハッブル宇宙望遠鏡の広視野カメラ3「WFC3」の紫外線波長を始め、可視光・赤外線・Hα線のフィルターが用いられ、この様な幻想的で美しい天体として捉えることに成功しています。
この「R136」には、最低でも太陽の50倍の恒星が数十、太陽の100倍以上の大きさの恒星が9個発見されており、中でも最も大きな「R136a1」は太陽の250倍という観測史上最大の質量を持つ恒星。「R136a1」だけでも太陽の1000万倍という明るさを放っていますが、さらに9個の大質量星を合わせると3000万倍もの驚異的な光度であることも分かっています。
また、これらの恒星はより小さな恒星が集まってできた可能性があることや、猛烈なスピードで質量を失っていること、いずれはブラックホールになる可能性が指摘されています。
Image Credit:ESA/NASA, ESO and Danny LaCrue
https://www.spacetelescope.org/images/heic1605a/
この記事に関連するニュース
-
1秒間に716日が過ぎる! 自転が最速の中性子星の1つ「4U 1820-30」を発見
sorae.jp / 2024年11月17日 21時0分
-
“天文学的” な罰金「200溝ドル」を実際に払おうとするとどうなるのか?
sorae.jp / 2024年11月6日 23時17分
-
ブラックホール連星「はくちょう座V404星」は三重連星だった可能性
sorae.jp / 2024年11月1日 21時58分
-
ウェッブ宇宙望遠鏡が観測した小マゼラン雲の散開星団「NGC 602」
sorae.jp / 2024年10月28日 20時57分
-
「いて座A*」の降着円盤らしき構造、EHTの解析データの再解析から国立天文台などが確認
マイナビニュース / 2024年10月28日 10時55分
ランキング
-
1とんでもない通帳残高に妻、絶句。家族のために生きてきた65歳元会社員が老後破産まっしぐら…遅くに授かった「ひとり娘」溺愛の果て
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年11月21日 8時45分
-
2紅白「旧ジャニ出演なし」に騒ぐ人の"大きな誤解" 出演しない理由についての報道の多くがピント外れ
東洋経済オンライン / 2024年11月22日 13時30分
-
3「洗濯離婚」や「エアコン離婚」が起きる納得の理由 熟年離婚の引き金となるのは「ささいなこと」
東洋経済オンライン / 2024年11月22日 16時0分
-
4ファミマの「発熱・保温インナー」はヒートテックより優秀? コンビニマニアが比較してみた
Fav-Log by ITmedia / 2024年11月21日 19時55分
-
5カップヌードル、約1割が“アレ”を入れて食べがちと判明 ギャル曽根も「すごい好き」
Sirabee / 2024年11月19日 4時30分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください