探査機ジュノー、木星の「深淵」を捉える
sorae.jp / 2019年6月11日 17時32分
荒げる気流の中のある渦巻く黒い雲が不気味に目立つこの木星画像は、NASAの木星探査機「ジュノー」の光学観測機器「JunoCam」を用いて撮影したものをもとに、市民科学者のGeraldEichstädt氏とSeánDoran氏が作成したもの。
画像を埋め尽くす木星の雲は、高度なほど白く、下層にあるほど黒く示される傾向にあります。黒い雲は空いた穴の様に深く底に位置している可能性がありますが、その構造などの詳細は分かっていません。また、見た目からイメージした「深淵(abyss)」という興味をそそる様な名称が付けられています。
元画像の撮影が行われたのは、2019年5月29日に木星探査機ジュノーが20回目のフライバイの際。撮影時にジュノーは、木星の雲頂から約14,800km、北緯52度を飛行していました。
新しい木星の画像が公開される度、そのおどおどしさに一歩引いてしまいますが、気付いたら見入ってしまう不思議な魅力がありますね。
なお、ジュノーが再び木星に接近通過するのは7月の予定となっています。
Image Credit:NASA/JPL-Caltech/SwRI/MSSS/Gerald Eichstädt/Seán Doran
https://www.missionjuno.swri.edu/news/jupiter_abyss
https://apod.nasa.gov/apod/ap190610.html
この記事に関連するニュース
-
探査機「ボイジャー2」のデータが明かす天王星の謎、38年越しの科学的発見
マイナビニュース / 2024年11月19日 17時41分
-
ガリレオの夢を継いで - 木星衛星の海に挑む探査機「エウロパ・クリッパー」
マイナビニュース / 2024年11月16日 7時0分
-
「ダンスする銀河」「宙に浮かぶ魔女の横顔」NASAが今週公開した「不気味で美しい」画像8選
ニューズウィーク日本版 / 2024年11月6日 15時58分
-
光合成をする微生物が火星表面下の“水たまり”で生存できる可能性 最新の研究が示唆
sorae.jp / 2024年11月2日 22時33分
-
NASA惑星探査機「ボイジャー1号」送信機の1つが停止するトラブル発生
sorae.jp / 2024年10月31日 20時57分
ランキング
-
1「一人暮らしの老後」を充実させるコツ3つ
オールアバウト / 2024年11月28日 21時40分
-
2ホコリが積もると火事に…コンセント周辺の掃除をサボると危険! 確認すべき5つのポイント
オトナンサー / 2024年11月28日 20時10分
-
3日本株に“トランプ・ショック”直撃か…「関税引き上げ」に国内経済界は戦々恐々
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年11月28日 16時3分
-
4『推しの子』終盤展開の問題 実写やアニメで「改変」を望む声が出ているのは何故なのか
マグミクス / 2024年11月28日 20時55分
-
5急な「めまい」発作の"引き金"となる6つの要因 とくに急激な「気圧の変化」には注意が必要
東洋経済オンライン / 2024年11月28日 20時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください