羊毛が編み込まれた様な巨大渦巻銀河
sorae.jp / 2019年7月5日 0時47分
「NGC 2841」は、ライナー(低電離中心核輝線領域:LINER)を銀河核に持つ羊毛状渦巻銀河です。
画像が示すように巨大な銀河としても知られている「NGC 2841」は、おおぐま座の方向約4600万光年に位置しており、その直径は15万光年とも考えられています。約10万光年である天の川銀河がすっぽり収まってしまいますね。
羊毛状渦巻銀河は、渦巻腕のしっかりした腕とは大きく異なり、淡く途切れ途切れに編み込まれた羊毛の繊維の様な腕を持っているのが特徴です。腕の中には青く輝く若い星が、いたる所に散りばめられていますが、HII領域の様な若く巨大な星々が生まれている様な星の苗どころは存在していません。羊毛状渦巻銀河の広く分布されている星形成領域に関して、その原動力ははっきりとは分かっていません。
この画像は、ハッブル宇宙望遠鏡の広視野カメラ3「WFC3」の紫外線・可視光・赤外線波長を用いて撮影した合成画像で、2011年2月に公開されたものです。
Image Credit:NASA, ESA and the Hubble Heritage (STScI/AURA)-ESA/Hubble Collaboration Acknowledgment: M. Crockett and S. Kaviraj (Oxford University, UK), R. O’Connell (University of Virginia), B. Whitmore (STScI) and the WFC3 Scientific Oversight Committee.
https://www.spacetelescope.org/images/heic1104a/
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