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2019年で注目された宇宙記事を紹介。「ブラックホール」に強い関心

sorae.jp / 2019年12月31日 22時27分

2019年のsoraeは宇宙開発や天文を中心に様々な「そら」に関するニュースをお届けしてきました。その中でも注目度が最も高かった5つの記事を紹介いたします。(2019年1月1日〜2019年12月31日公開の記事を集計)

■ブラックホールはどう見える? NASAが新しいシミュレーション動画を公開

▲ブラックホールの見え方をシミュレートした想像図(静止画)

NASAは9月26日、ブラックホールの見え方を視覚化した一連のシミュレーション動画を公開しました。こちらはそのひとつで、ブラックホールを横から観察するとどのように見えるのかをシミュレートしたもの。ブラックホールの横からのアングルに色々とイメージされた方も多かった記事です。

■NASAの宇宙望遠鏡は見ていた! 恒星がブラックホールに引き裂かれるレアな現象

▲ブラックホールに引き裂かれて降着円盤になった恒星の想像図

NASAは9月27日、数億光年先の銀河で恒星がブラックホールに引き裂かれる様子を、系外惑星探査衛星「TESS」がキャッチしたことを明らかにしました。天の川銀河ほどの大きさの銀河では1万年から10万年に1回の頻度で起こると考えられていますが、過去の観測例も40ほど。超新星爆発が起こるのは100年に1回なので、その100分の1から1000分の1しか起こらないレアな現象の発見でした。

■ほぼ光速に達している。超大質量ブラックホールの自転速度を測定成功

▲「アインシュタインの十字架」こと、クエーサー「Q2237+0305」のX線画像

NASAは7月3日、オクラホマ大学のXinyu Dai氏らによるX線観測衛星「チャンドラ」を利用した研究によって、遠方宇宙にある超大質量ブラックホールの自転速度を測定することに成功したと発表しました。ブラックホールの想像を超える「ほぼ光速」というインパクトが注目を集めました。

■未発見の「第9惑星」その正体は小さなブラックホールだとする説が登場

▲ブラックホールの想像図(Credit: NASA/ESA and G. Bacon (STScI))

海王星よりも外側に存在するとされる未知の惑星が、実は小さなブラックホールなのではないかとする興味深い説が登場しました。学術誌「サイエンス」の電子版が9月27日付で報じたものです。「第9惑星」や「惑星X」などと呼ばれるこの天体の正体は、ビッグバンと同時に形成された「原始ブラックホール」なのではないかという興味深いものでした。

■火星の穴掘りにまさかの事態。探査機インサイトのセンサーが地中から押し戻される

▲325ソル目の17時0分49秒に「インサイト」が撮影したモール(画像左の筒状の装置)。穴から半ば飛び出してしまっている(Credit: NASA/JPL-Caltech)

NASAの火星探査機「インサイト」の地中センサーがトラブルを乗り越え、地下に向けて前進を再開しました。しかし、地中からモールが押し戻されるといったトラブルが発生。「もしかして火星人が?」という想像を掻き立てられた方も多かったはずです。残念ながらこの記事では、火星人によるものではありませんでしたが、「インサイト」の自撮り写真も含め、今後の火星探査で明らかになる事実も楽しみですね。

 

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