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「NGC 1589」のブラックホールに接近し引き裂かれた不運な星

sorae.jp / 2020年3月10日 23時21分

【今日の天体紹介:渦巻銀河NGC 1589】

2020年3月9日に公開されたこの天体は、おうし座の方向約1億6800万光年先に位置する渦巻銀河「NGC 1589」です。直径約16万光年の大きさのNGC 1589の中心には、超大質量ブラックホールが存在すると考えられています。

かつて銀河の中心近くを通過した不運な星は、潮汐破壊現象によって引き裂かれ超大質量ブラックホールに食い尽くされた可能性があります。その現象を確認するため、天文学者はハッブル宇宙望遠鏡を用いた観測を続けています。ハッブルでは以前にも似たような現象を観測おり、この不運な星の残骸などの決定的な証拠が見つかるだろうと述べています。

この画像は、ハッブル宇宙望遠鏡の広視野カメラ3「WFC3」の可視光2つと赤外線の計3つのフィルターを使用して捉えました。可視光と赤外線はそれぞれ別々に撮影されたものを合成し、疑似カラーを割り当てたものです。

 

関連:観測史上最大の超大質量ブラックホールは満腹で眠っている

Image: ESA / Hubble&NASA
Source: HUBBLE / SCI

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