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ALEとJAXA、人工衛星の運用終了後に作動する「宇宙デブリ拡散防止装置」を共同実証へ

sorae.jp / 2020年3月25日 16時23分

株式会社ALEと宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、JAXA宇宙イノベーションパートナーシップ(J-SPARC)の「人工衛星のミッション終了後に速やかに軌道離脱させる方法による宇宙デブリ拡散防止装置の事業化」の取り組みにおいて、事業共同実証へ移行することを発表しました。

この事業共同実証で利用される「宇宙デブリ拡散防止装置」はカーボンナノチューブ(CNT)電子源と導電性テザー(EDT)を用いた世界初の装置。EDTは打ち上げ前に人工衛星に搭載するもので、ミッション終了後に長い紐を宇宙空間で展開、地球磁場を使って人工衛星の軌道を変更し地球大気に突入させデブリ化を防ぐことができます。人工衛星以外に小型ロケットにも搭載する用途もあり、打ち上げ後の軌道上残存物の軽減を可能とします。

ALEがCNT電子源を含めたEDT装置の開発・実証、搭載する超小型人工衛星の開発・打上・運用を行い、JAXAはCNT電子源やCNT電子源の地上モデル製作、EDT装置の軌道解析やCNT電子源の軌道上運用評価を実施します。

なお、宇宙デブリ拡散防止装置は2021年度内に超小型人工衛星に搭載し宇宙空間で実証を行う予定となっており、共同実証後はALEが製造・販売といった事業化を目指します。

 

関連:人工流れ星のALE、宇宙デブリ拡散防止装置の開発でJAXAと提携

Source: ALE / JAXA

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