小さな銀河の残骸が傘となった「アンブレラ銀河」
sorae.jp / 2020年4月5日 23時9分
【今日の天体紹介:渦巻銀河 NGC 4651】
NGC 4651として知られるこの天体は、かみのけ座の方向に位置する渦巻銀河です。1883年12月にウィリアム・ハーシェルによって発見されたNGC 4651は、全体の形状が傘を広げた様に見えることから「アンブレラ銀河」と呼ばれています。
壮大な宇宙に漂う壮大な”渦”は一見何事もなく平穏に見えますが、決してその様なことはありません。NGC 4651は周囲の小さな衛星銀河を複数飲み込むなど、活動的に進化を続けています。その過程、大きく美しい銀河へと進化するだけでなく、その残骸が傘の形状を作り上げたと考えられています。
この画像はハッブル宇宙望遠鏡の掃天観測用高性能カメラ「ACS」の複数波長を用いた合成画像で、2020年3月30日に公開されました。
Image: ESA/Hubble & NASA, D. Leonard / 国立天文台
Source: HUBBLE / SCI-NEWS
この記事に関連するニュース
-
ハッブル宇宙望遠鏡が撮影した“おとめ座”の渦巻銀河「NGC 5668」
sorae.jp / 2024年9月17日 21時20分
-
とても淡い・・・矮小楕円体銀河「アンドロメダ座III」
sorae.jp / 2024年9月4日 20時0分
-
ハッブル宇宙望遠鏡が撮影 “ぼうえんきょう座”の渦巻銀河「IC 4709」
sorae.jp / 2024年9月3日 21時3分
-
ハッブル宇宙望遠鏡が撮影 “きりん座”の渦巻銀河「UGC 3478」
sorae.jp / 2024年8月29日 21時15分
-
ハッブル宇宙望遠鏡が撮影 幅広の腕が渦巻く“ケフェウス座”の棒渦巻銀河「UGC 11861」
sorae.jp / 2024年8月21日 20時19分
ランキング
-
1認知症や急激な老化を呼ぶ免疫暴走が起こる真因 免疫が処理できないほど体内にゴミが溜まる恐怖
東洋経済オンライン / 2024年9月20日 7時0分
-
2政府は夕張市の「限界医療」から何も学んでいない…増え続ける「コロナワクチン健康被害」に医師が訴えたいこと
プレジデントオンライン / 2024年9月20日 10時15分
-
3のどの不調は「体から発せられた悲鳴」 乱れた自律神経の整え方
PHPオンライン衆知 / 2024年9月20日 11時50分
-
4悪気はないのに、なぜか相手が不機嫌...関係を維持する「気軽な謝罪術」
PHPオンライン衆知 / 2024年9月20日 11時50分
-
5夜中のジュースやアイスクリームが「夜型幼児」をつくる…日本人の母親6000人調査で判明
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年9月20日 9時26分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください