もしもロケットが透明だったら? 見入ってしまう打ち上げ再現動画が公開
sorae.jp / 2020年5月18日 20時30分
地球の周回軌道上に宇宙船や人工衛星を打ち上げるロケットの中身は、ほとんどが燃料と酸化剤です。タンクが空になったステージは分離されていきますが、通常その中身を見ることはできません。もしもロケットが透明で、中身を見ることができたら? そんなコンセプトで作成された動画がYouTubeで公開されています。
■4種類のロケット打ち上げを再現、燃料と酸化剤は色を分けてわかりやすくこちらがYouTubeチャンネル「Hazegrayart」にて公開されている動画「If Rockets were Transparent」。再現されているロケットは左からアポロ計画で使われたサターンV、スペースシャトル、スペースXのファルコン・ヘビー、そしてNASAが開発中のSLS(スペース・ローンチ・システム)です。
動画内のロケットはタンクの部分が透明になっていて、ロケットが上昇するにつれて中身が減っていく様子が見えるようになっています。内容物ごとに色が分かれていて、水色は酸化剤の液体酸素、オレンジ色と赤色はそれぞれ燃料の液体水素とケロシンを示しています。固体燃料ロケットブースターが使われているスペースシャトルとSLSでは、ブースター内部で燃焼する炎も表現されています。
動画ではロケットのタンクをいっぱいに満たしていた燃料と酸化剤が打ち上げと同時にみるみる減っていく様子がわかりやすく描かれていて、なぜロケットは一部を切り離しながら飛んでいくのか、宇宙船や衛星を軌道に乗せるにはどれだけのエネルギーが必要なのかを感じさせる内容になっています。
ファルコン・ヘビーに真っ赤なテスラ・ロードスター(2018年2月に実施されたファルコン・ヘビーの初打ち上げ時に搭載されていたもの)が積まれているなど、ちょっとした遊び心も感じられるこの動画。大人はもちろん、宇宙好きのお子さんと一緒に楽しむのも良さそうです。
Image Credit: Hazegrayart
Source: Hazegrayart/YouTube
文/松村武宏
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