宇宙のスケールを感じてみよう。小惑星から多元宇宙までの天体比較動画
sorae.jp / 2020年6月13日 21時13分
観測技術や理論の発展により新たな事実が次々と明らかになり、場合によっては過去の知識が覆されたりもしている宇宙。soraeでも天文の最新ニュースを日々お伝えしていますが、今回ご紹介する動画では宇宙のスケールを楽しみながら感じ取ることができます。
こちらの動画はRamesh Singh氏がYouTubeで公開している「Universe Size Comparison | Asteroids to Multiverse」。小惑星から観測可能な宇宙の範囲までが一続きに登場する、天体のサイズ比較動画です。宇宙のスケールを比較する動画では惑星や恒星といった種類ごとにまとめられているものもありますが、Universe Size Comparisonでは種類に関係なく、あらゆる天体がサイズ順に並べられているという特徴があります。
動画は半径15mの小惑星「1998 KY26」からスタートし、小惑星「ベンヌ」や「チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星」といった最近聞き馴染みのある小天体がすぐに登場します。ただし前述のように、この動画の天体は種類に関係なくサイズ順に登場するため、小惑星が続くかと思いきや唐突にパルサーが現れるなど、異なる種類の天体どうしにみられる意外なサイズの共通性に驚かされます。
衛星から惑星のサイズに移ると目立ち始めるのは、名前が「Kepler(ケプラー)」などから始まる幾つもの系外惑星。表面の様子は想像にもとづいていますが、太陽系の惑星が紛れ込んでしまうほど大量の系外惑星が次から次へと現れるのを見ていると、地球も無数に存在する惑星のひとつでしかないということを実感します。
土星や木星が登場する頃には質量の小さな赤色矮星が現れ始め、やがて画面に現れるのは恒星や超大質量ブラックホールばかりに。再生時間は約18分とやや長めですが、星雲から銀河団、多元宇宙へと一気にスケールアップしていく終盤の様子も圧巻です。
(※地球の登場は3:50頃。13:15頃から終盤に向けて加速していきます)
Image Credit: Ramesh Singh
Source: Universe Size Comparison | Asteroids to Multiverse
文/松村武宏
この記事に関連するニュース
-
環を持つ衛星が見当たらないのは偶然の結果? 少なくとも力学的には月も環を持てることが判明
sorae.jp / 2024年12月22日 20時39分
-
NASA小惑星探査機「ルーシー」第2回地球スイングバイ実施 未踏の木星トロヤ群へ
sorae.jp / 2024年12月20日 11時49分
-
小惑星「2024 XA1」(COWEPC5)を落下前に観測 前回の同様事例からわずか42日後
sorae.jp / 2024年12月10日 21時22分
-
クエーサー「3C 273」の知られざる構造 ハッブル宇宙望遠鏡の観測で発見
sorae.jp / 2024年12月10日 19時34分
-
小惑星「2024 XA」が上空1355kmを通過 最接近前からの観測例としては史上最短
sorae.jp / 2024年12月7日 21時42分
ランキング
-
12025年「値上がりしそうな中古車」何がある? 「インプ/ランエボ」もヤバい!? 米国「25年ルール」解禁で国産の“名モデル”海外流出の危機! 今買っておくべき5台は
くるまのニュース / 2025年1月2日 19時10分
-
2めちゃ遅い…「ノロノロ運転」は違反? 「10キロおじさん」が過去に話題! 知らないうちに「逆あおり運転」となる条件とは?
くるまのニュース / 2025年1月2日 17時10分
-
3運転中の「ながらスマホ」は罰金だそうですが、「信号待ち」だったら「運転中」ではないのでOKですよね? 別に事故とか起こさないから大丈夫…? 法律では実際どうなのか
くるまのニュース / 2025年1月2日 12時10分
-
4こんな10円玉があるの!? 一見“偽物”のようにも見える10円玉が「6500倍」の価値に大化けしたワケ
オールアバウト / 2025年1月2日 21時50分
-
5「府中」はなんて読む?ヒント「ふちゅう」じゃないよ 4700人が自薦した「他の都道府県民には読めない地名」
まいどなニュース / 2025年1月2日 7時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください