宇宙から見た巨大な月の影。国際宇宙ステーションから撮影
sorae.jp / 2020年7月2日 17時0分
6月21日、日本全国で部分日食が見られました。天気が悪く観測できなかった地域もありましたが、うまく見ることができたでしょうか。この画像は国際宇宙ステーションの外に取り付けられた高解像度カメラで撮影されたもので、カザフスタンと中国との国境付近が写っています。この辺りでは今回は金環日食となりました。金環日食は太陽が細い輪のように見えるもので、日本では2012年に東京などで観測されたものです。なお、画像左上にあるのは国際宇宙ステーションにドッキングした宇宙航空研究開発機構(JAXA)の宇宙ステーション補給機「こうのとり」9号機です。
画像の中央には月の影が写っています。日食はそれほど頻繁には経験できない現象ですが、私たちが肉眼で見る距離では(太陽を直接見てはいけませんが)小さい光の円が欠けていくように見える程度です。しかし宇宙から見るとかなりの領域が月の影に覆われており、日食という現象のスケールの大きさを感じます。
次に日本の広い範囲で見られる日食は2030年です。その時には金環日食となる予定ですので、天候に恵まれることを今から期待したいですね。
関連:
6月21日は部分日食。名取天文台がオンライン天体観望会を実施
「こうのとり」と「きぼう」双方から同時に撮影した映像をJAXAが公開
Image Credit: NASA ISS Expedition 63
Source: NASA
文/北越康敬
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