2世代の星々が同居する大マゼラン雲のカラフルな球状星団
sorae.jp / 2020年9月8日 5時0分
球状星団「NGC 1805」(Credit: ESA/Hubble & NASA, J. Kalirai)
■今日の天体画像:球状星団「NGC 1805」散りばめられた星々が美しく輝くこちらの天体は、南天の「かじき座」の方向、およそ16万3000光年先にある大マゼラン雲の端近くに位置する球状星団「NGC 1805」です。近紫外線で強く輝く青い星々と、赤色と近赤外線で輝く赤い星々のコントラストが、星団の印象を深めています。
数千個の星々が密集して互いに周回し合っているというNGC 1805では、太陽から最寄りの恒星までの距離と比べて100分の1から1000分の1まで星々が近づくために、その周囲に惑星は形成されていないだろうと考えられています。
通常、球状星団は同じ時期に誕生した星々から構成されるとみられていますが、NGC 1805には年齢が数百万年離れている2つの星々の集団が存在すると考えられています。このような星団を観測することは、恒星がどのように進化するのか、その最期を決定付ける要因は何かを天文学者が理解する上での助けになるといいます。
画像は「ハッブル」宇宙望遠鏡に搭載されている「広視野カメラ3(WFC3)」によって撮影されたもので、「今週の一枚」として2020年9月7日付で公開されています。
Image Credit: ESA/Hubble & NASA, J. Kalirai
Source: ESA/Hubble
文/松村武宏
この記事に関連するニュース
-
これも銀河 ハッブル宇宙望遠鏡が撮影した“りょうけん座”の「NGC 5238」
sorae.jp / 2024年7月15日 20時19分
-
超新星輝く“しし座”の渦巻銀河「NGC 3810」 ハッブル宇宙望遠鏡が撮影
sorae.jp / 2024年7月10日 21時41分
-
ジェームズウェッブ宇宙望遠鏡、133億光年かなたの星団を捉える
共同通信PRワイヤー / 2024年7月4日 11時0分
-
ハッブル宇宙望遠鏡が撮影した“おとめ座”の渦巻銀河「NGC 4951」
sorae.jp / 2024年7月2日 20時48分
-
ハッブル宇宙望遠鏡が撮影した“ケンタウルス座”の不規則銀河「NGC 5253」
sorae.jp / 2024年6月25日 21時47分
ランキング
-
1去勢された「宦官」は長寿集団だった…女性の寿命が男性よりもずっと長い理由を科学的に解説する
プレジデントオンライン / 2024年7月18日 8時15分
-
21日5分で二重アゴ&首のシワを解消!魔法の顔筋トレ「あごステップ」HOW TO
ハルメク365 / 2024年7月17日 22時50分
-
3「ユニクロ・GU・COSのTシャツ」全部買ってわかった“本当にコスパが高い傑作アイテム”
日刊SPA! / 2024年7月17日 18時37分
-
4ロシア軍の対空ミサイルを「間一髪で回避」ウ軍のドローンが“マトリックス避け”を披露 その後反撃
乗りものニュース / 2024年7月17日 11時42分
-
5結婚相談所は知っている「いつまで経っても、結婚できない男女の“意外な問題点”」
日刊SPA! / 2024年7月18日 15時50分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)