2025年に下地島空港から宇宙旅行を実施へ。PDエアロスペースが宇宙港事業を展開
sorae.jp / 2020年9月11日 15時1分
PDエアロスペース社ホームページより
PDエアロスペースは9月11日、沖縄県の「下地島空港及び周辺用地の利活用事業」にて、宇宙港事業を展開することを発表しました。今後、下地島空港から有人・宇宙旅行の実施に向けて期待開発と宇宙港の整備に取り組んでいきます。
3000mの滑走路がある下地島空港は、高度な航空管制機能が備わっていることに加え、南北に訓練空域を保有、東アジアを中心としたグローバルな客層への地理的優位性を有するなど、宇宙港の適地として高いポテンシャルを有しています。PDエアロスペースの宇宙飛行機(スペースプレーン)が離着陸可能な仕組みを取り入れ、早くても2025年に宇宙旅行を実現する計画となっています。宇宙旅行は約1時間半のフライトの中で「5分間」の宇宙空間体験を予定しており、価格はまだ確定でないものの、1人あたり1700万円を目指しているとのこと。
また、PDエアロスペースは、2022年に無人実験機を高度100kmの宇宙空間に到達させ地上に帰還させる計画を進めており、達成すれば国内初の快挙となるだけでなく、2025年の宇宙旅行実現への加速となります。なお、宇宙旅行には訓練が必要で、PDエアロスペースでは2016年より宇宙旅行のための事前訓練プログラムを実施しています。
【修正】
無人実験機の100km到達の記載を2020年12月と記載しましたが正しくは「2022年」の予定です。また、宇宙港事業主体を沖縄県との表現がありましたが、PDエアロスペースが主体となります。
Source:PDエアロスペース(PDF)/ 共同通信
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