宇宙に浮かぶスイーツを思わせるアンドロメダ座の渦巻銀河
sorae.jp / 2020年11月16日 23時1分
こちらはアンドロメダ座の方向およそ3000万光年先にある銀河「UGC 12588」を捉えた画像です。広範囲が白っぽく見える丸い中心部分を持つ姿がシナモンロール(シナモンバン)を思い起こさせるとして、ESA(欧州宇宙機関)はこの画像に「Cosmic Cinnamon Bun(宇宙のシナモンロール)」というタイトルを付けています。
アンドロメダ座の銀河といえば、地球から約250万光年先にある「アンドロメダ銀河(M31)」が有名ですね。UGC 12588もアンドロメダ銀河と同じ渦巻銀河に分類されていますが、外側に向かって螺旋を描く渦巻腕を持った典型的な渦巻銀河の姿とは異なり、中心部分にきつく巻き付いたUGC 12588の渦巻腕は不明瞭で見分けづらくなっています。
そんなUGC 12588の渦巻腕で最も鮮明に捉えられているのは、外周を取り巻く青い星々の輝きです。青い輝きはそこに若い大質量の星々が存在することを意味しており、新しい星を生み出す星形成が起きていると思われる領域を示しています。
冒頭の画像は「ハッブル」宇宙望遠鏡に搭載されている「掃天観測用高性能カメラ(ACS)」によって可視光線の波長で観測されたもので、ハッブル宇宙望遠鏡の今週の一枚として2020年11月16日に公開されています。
関連:まるで滝の流れのよう。ろくぶんぎ座の渦巻銀河
Image Credit: ESA/Hubble & NASA, R. Tully
Source: ESA/Hubble
文/松村武宏
この記事に関連するニュース
-
緻密で柔らかそうな印象の渦巻銀河「NGC 2090」 ハッブル宇宙望遠鏡が撮影
sorae.jp / 2024年11月25日 21時46分
-
見事に横向き ハッブル宇宙望遠鏡が撮影した“へび座”の渦巻銀河「UGC 10043」
sorae.jp / 2024年11月20日 20時52分
-
溶け合うような“かみのけ座”の相互作用銀河 ハッブル宇宙望遠鏡が撮影
sorae.jp / 2024年11月11日 21時13分
-
どこかに写っている超新星 ハッブル宇宙望遠鏡が撮影した棒渦巻銀河「NGC 1672」
sorae.jp / 2024年11月6日 21時47分
-
ハッブル宇宙望遠鏡が撮影 2021年と2023年に超新星が見つかった渦巻銀河「NGC 4414」
sorae.jp / 2024年11月2日 18時41分
ランキング
-
1【ガスト】で「朝ピザ」してみたら..."ふわもち"で大満足。人気ピザがモーニングセットでお得に食べられた。《編集部レポ》
東京バーゲンマニア / 2024年11月30日 17時3分
-
2実は服以上に使える?ユニクロのバッグの出来栄えをプロと一緒に隅々までチェックしてみた!
&GP / 2024年11月30日 19時0分
-
3「骨を強めるにはカルシウム」の常識が変わった訳 メカニズムの解明で医学のガイドラインも改訂された
東洋経済オンライン / 2024年11月30日 16時30分
-
4マッチングアプリで“禁止行為”をしようと必死。「会ってはいけない」ヤバいユーザーの特徴を運営に聞いた
女子SPA! / 2024年11月30日 15時47分
-
5アク抜き・炒め煮不要!超簡単「ネオ豚汁」の凄み 決め手のごぼうはささがきにしなくて大丈夫
東洋経済オンライン / 2024年11月30日 13時30分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください