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H-IIAロケット、打ち上げ成功 光データ中継衛星を搭載

sorae.jp / 2020年11月30日 11時10分

通信衛星を搭載したH-IIAロケット43号機

中継衛星を搭載したH-IIAロケット43号機(Credit: MHI)

11月29日午後4時25分、種子島宇宙センターからH-IIAロケット43号機が打ち上げられました。搭載していた「データ中継衛星1号機・光データ中継衛星」は所定の軌道へ投入され、打ち上げは無事に成功したことが発表されています。

今回打ち上げられたのは、内閣衛星情報センターが運営する情報収集衛星のデータを中継する「データ中継衛星1号機」と、JAXAによる大容量データを地球に高速伝送する「光データ中継衛星」の機能を備える1つの中継衛星です。「データ中継衛星1号機」は、安全保障及び災害等の危機管理に用いられることが発表されており、「光データ中継衛星」は従来よりも通信視野範囲が4倍以上、データ伝送量は7倍以上に高速化され、アンテナ径は14cmとなり大幅な小型化を実現していることが「光衛星間通信システム(LUCAS)」のミッションサイトで説明されています。

なお、今回のH-IIAロケットの打ち上げは、今年7月のアラブ首長国連邦(UAE)の火星探査機「HOPE(アル・アマル)」の打ち上げ以来、約4月ぶりとなりました。

 

Image Credit: MHI Twitter
Source: 三菱重工業(プレスリリース)
文/出口隼詩

 

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