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中国、2021年前半に独自の宇宙ステーションを建設開始へ

sorae.jp / 2021年1月14日 17時1分

製造が進む長征2Fロケット(Credit:CASC)

製造が進む長征2Fロケット(Credit:CASC)

近年中国の宇宙開発は、かつてない勢いを見せています。2020年のロケット打ち上げ総数は39機でした。中国航天科技集団有限公司(CASC)によると、2021年はこれまでで最も多くなる40機以上の打ち上げを目指しているという事です。

2021年、中国で行われる宇宙開発にとって目玉となるのは、「中国独自の宇宙ステーション建設」です。CASCの発表によると、今年前半に宇宙ステーションのコアモジュールの打ち上げが行われ、それに続いて無人補給船や有人宇宙船の打ち上げが予定されています。

宇宙ステーションは11の建設ミッションがあり、2022年に完成する予定です。まず、中国独自の宇宙ステーションにとってコアモジュールとなる「Tianhe(天和)」を長征5Bロケットで打ち上げます。このモジュールは3つの与圧部を持ち、全長16.6m、直径4.2mあります。次に宇宙ステーションへ燃料などを供給する「天舟2号」を長征7ロケットで打ち上げる予定です。天舟は2017年に初号機が打ち上げられており、軌道実験モジュール「天宮2号」とドッキングを行いました。最終的に有人宇宙船「神舟12号」が長征2Fロケットで打ち上げられる見込みです。中国中央電視台(CCTV)によると、宇宙飛行士の訓練もすでにスタートしているということです。

 

Image Credit: CASC
Source: CASC、CCTV(Youtube)、SPACE NEWS、Spaceflight Now
文/出口隼詩

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