2023年に「宇宙寺院」建立へ、醍醐寺とテラスペースが提携を発表
sorae.jp / 2021年2月3日 20時58分
京都の醍醐寺とテラスペース株式会社は2月1日、宇宙寺院の開発と打ち上げに向けた業務技術提携を発表しました。宇宙寺院は「浄天院劫蘊寺(じょうてんいんごううんじ)」と命名されており、2023年度の打ち上げを目指すとされています。
劫蘊寺は「鎮護宇宙」を趣旨とする醍醐寺の法流を汲む寺院であり、人類の歴史に心を寄せ、未来を見つめ、人々が心を寄せ合い交流する宇宙初の寺院として設立するとされています。各々が暮らす地域・国家だけでなく地球全体・宇宙からの目線で平和や安全を見守り、また宇宙で活動する全ての人々やミッションの安全を祈る宇宙法要が今後定期的に行われる予定です。
発表によると、劫蘊寺はテラスペースが開発するCubeSat規格の超小型衛星(6Uサイズ:10×20×30cm)として高度400~500kmの地球低軌道に建立(投入)される計画です。衛星の半分には御本尊の大日如来や曼荼羅が収められ、もう半分には人工衛星のバスユニットやIoT関連機器、センサー類が収納されます。劫蘊寺の現在位置や上空を通過する時間帯はスマートフォンアプリを使っていつでも確認可能になる予定で、地球上どこからでも参拝できるとされています。テラスペースによると、打ち上げ手段は現在検討中とのことです。
いつでも人々の側に寄り添うことができる、幸福と平和を願う寺院とされる劫蘊寺。現在も国際宇宙ステーション(ISS)の通過時刻をアプリやウェブサービスを使ってチェックし、ISSの光点を地上から眺めることができますが、数年後には同じようにして宇宙寺院の通過時刻を確かめ、空に向かって参拝することが当たり前になるのかもしれませんね。
なお、2月8日(月)10時~11時にかけて令和3年2月の宇宙法要がYouTubeライブで配信される予定で、劫蘊寺では参加申込を受け付けています。
Image Credit: 浄天院劫蘊寺
Source: 浄天院劫蘊寺 / テラスペース
文/松村武宏
この記事に関連するニュース
-
12月発射のカイロス2号機に人工衛星5基搭載、仏像も設置…初号機は爆発
読売新聞 / 2024年11月30日 10時3分
-
中国、地球観測衛星「四維高景2号03、04」の打ち上げに成功
sorae.jp / 2024年11月25日 14時6分
-
宇宙寺院などを搭載したテラスペースの衛星「TATARA-1」カイロス2号機で打ち上げへ
sorae.jp / 2024年11月14日 11時0分
-
カイロスロケットによる50キロ超小型衛星「TATARA-1」打上げと軌道上サービス実証試験を実施
PR TIMES / 2024年11月12日 15時45分
-
国宝・重要文化財防火に革新の一手を 開創1150年を迎える火災の被災経験を持つ世界遺産・總本山醍醐寺 自己消火型消火剤『K/SMOKE』導入
PR TIMES / 2024年11月12日 15時0分
ランキング
-
1AirPodsの音がぶちぶち途切れてしまう……原因は? 試すべき対処法はある?
オールアバウト / 2024年11月29日 21時25分
-
2一人暮らしの同僚は毎食「コンビニ弁当」です。「光熱費もかからないから、作るより安上がり」と言っていますが、そんなことないですよね?
ファイナンシャルフィールド / 2024年11月29日 5時50分
-
3Z世代が知ってる50代以上の女優 3位篠原涼子さん 2位天海祐希さんを抑えた1位は演技力半端ないあの人
まいどなニュース / 2024年11月29日 15時40分
-
4ワークマンの「着る断熱材」がスゴイ! 寒さも暑さも感じない「無感覚アウター(レディース)」を着てみた
Fav-Log by ITmedia / 2024年11月23日 9時50分
-
5“風呂キャンセル”は冬でもNG、界隈の人々に皮膚科医が忠告、「乾燥で体臭は拡がりやすくなる」
ORICON NEWS / 2024年11月29日 11時30分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください