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来月から宇宙滞在予定の星出彰彦飛行士が抱負 「日本の風景を届けたい」

sorae.jp / 2021年3月2日 17時25分

取材に応じる星出彰彦宇宙飛行士(Credit: JAXA)

取材に応じる星出彰彦宇宙飛行士(Credit: JAXA)

来月4月頃に国際宇宙ステーション(ISS)へ向かう星出彰彦宇宙飛行士は3月2日、JAXAのオンライン記者会見で近況と今後の抱負を語りました。星出飛行士は4月20日以降にスペースX社の有人宇宙船「クルードラゴン」に搭乗します。現在訓練は最終段階に入っており、主にヒューストンにあるNASAの施設とスペースX社の施設で訓練を受けているということです。

星出飛行士は今回が3回目の宇宙滞在。スペースシャトル、ソユーズ宇宙船、クルードラゴンと3種類の宇宙船に搭乗することになります。クルードラゴンは民間会社であるスペースX社が開発・製造を行っていますが、このことについて星出飛行士は「民間の宇宙活動の過渡期にある。今後は職業飛行士だけでなく、一般の方が宇宙に進出する機会が広がり、新しい知見や文化、考え方が生まれるのではないかと期待している。」ということです。

また、ISSから見える景色について「ISSにはキューポラという地球を一望できる場所がある。以前は10分だけ地球の風景を見ようと思ったところ、2時間もそこにいてしまった。今回も自由時間はキューポラから地球を見ることになるだろう。」と話し、「日本の皆さんには(宇宙から)日本の風景を伝えていけたら良いと思っている。」と意気込みを語りました。

 

Image Credit: JAXA
文/出口隼詩

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