米DARPAがブルーキャニオンテクノロジーズに衛星バス6基を追加発注 最大で2650万米ドルに相当
sorae.jp / 2021年3月5日 16時9分
地球低軌道(LEO)に配備された安全保障用の衛星コンステレーションの想像図(Credit: DARPA)
小型衛星および衛星に搭載する科学装置の製造を行うブルーキャニオン・テクノロジーズ社(BCT)が、米国・国防高等研究計画局(DARPA)の「ブラックジャック計画」で最大2,650万米ドルを調達できる契約をしたことが明らかになりました。
ブラックジャック計画とは、高度2,000km以下の地球低軌道(LEO)に安全保障用の高速ネットワークを構築するために必要な技術を確認するべく、小型人工衛星20基からなる「衛星コンステレーション」を構築し、デモンストレーションを行うプログラムです。
BCTは同社が開発した商用衛星バス「X-SAT」(約150kg)をブラックジャック計画用にカスタマイズし、高度な電気推進システムや発電システム、コマンドやデータの送受信および処理を担う「コマンド&データハンドリングシステム」、通信システム、さまざまな軍事用の機器を取り付け可能にするインターフェースを搭載します。
ブラックジャック計画は、商用衛星バスおよび機器の要件定義と予備的な設計を行う「フェーズ1」、2基の小型衛星用の衛星バスや機器の開発を行う「フェーズ2」、2基の小型衛星の打ち上げと残る18基の配備を計画する「フェーズ3」という3つのフェーズに分かれています。今回DARPAとBCTの間で交わされた契約はフェーズ3に相当します。
なお、BCTは2020年6月にも最大で1,410万米ドルを調達できる契約をDARPAと結んでいます。BCTによると、2021年中に4基の商用衛星バスを開発し、2022年末までに残る6基の開発を始めることが予定されています。
Image Credit: DARPA
Source: SPACENEWS
文/Misato Kadono
この記事に関連するニュース
-
アクセルスペース、AxelLiner事業の新サービス「AxelLiner Laboratory (AL Lab)」を発表
PR TIMES / 2024年7月17日 18時45分
-
宇宙ゴミを出さない人工衛星を作る時が来た ESAが民間3社と衛星バス開発で契約締結
sorae.jp / 2024年7月15日 16時56分
-
JAXA小型技術刷新衛星研究開発プログラムにおいて新たな宇宙利用サービスの実現に向けた軌道上実証に係る共同研究契約を締結
PR TIMES / 2024年7月12日 19時15分
-
欧州の新型ロケット「アリアン6」初打ち上げ 軌道到達と超小型衛星放出に成功
sorae.jp / 2024年7月10日 11時58分
-
Synspective、米Rocket Lab社と今後10機の衛星打上げに合意
PR TIMES / 2024年6月22日 22時40分
ランキング
-
1大谷翔平&真美子さんのレッドカーペット中継に… 人気アイドルが「思いっきり映ってる」と話題
Sirabee / 2024年7月18日 15時40分
-
2毎日テレビをつけっぱなしで寝る夫。年間どれだけ電気代を損している?
ファイナンシャルフィールド / 2024年7月18日 8時50分
-
3義母と元夫は減塩生活中!? 嫁に去られた親子の今…【お義母さん! 味が濃すぎです Vol.48】
Woman.excite / 2024年7月15日 21時0分
-
4がんや早死にのリスクを高めるだけ…和田秀樹が「女性は絶対に飲んではいけない」と話す危険な薬の名前
プレジデントオンライン / 2024年7月19日 10時15分
-
5「縁起の良い数字」のナンバープレートとは? “13種類”の人気番号ってなに? 「358」の気になる意味は?
くるまのニュース / 2024年7月19日 21時10分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)