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【追記あり】星出飛行士搭乗の「クルードラゴン」帰還は11月9日の予定、交替クルーの打ち上げ前に

sorae.jp / 2021年11月7日 16時48分

【▲ クルー2ミッションの宇宙飛行士たち。左から:トマ・ペスケ飛行士(ESA)、メーガン・マッカーサー飛行士(NASA)、シェーン・キンブロー飛行士(NASA)、星出彰彦飛行士(JAXA)(Credit: SpaceX)】

【11月7日22時20分追記】NASAは現地時間11月7日付で「クルードラゴン」運用2号機の帰還予定日が気象条件を理由に再設定されたことを発表しました。新たなスケジュールでは国際宇宙ステーションからの離脱が日本時間11月9日4時5分、着水が日本時間同日12時33分頃の予定です。帰還スケジュールの再設定にともない当記事のタイトルも一部変更しています。【追記ここまで】

アメリカ航空宇宙局(NASA)は現地時間11月6日、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の星出彰彦宇宙飛行士ら「クルー2」ミッションの4名が搭乗する有人宇宙船「クルードラゴン」運用2号機の帰還スケジュールが更新されたことを明らかにしました。

NASAによると、クルー2ミッションの4名を乗せたクルードラゴン “エンデバー(Endeavour)”は国際宇宙ステーション(ISS)から日本時間11月8日2時4分に切り離され、同日21時14分以降にフロリダ沖へ着水する予定とされています。ただし、気象条件次第で1日程度延期される可能性もあるようです。代替の海域へ着水する可能性も考慮して、切り離し後に計画されていたクルードラゴンからの国際宇宙ステーションの外観撮影は取り止めになりました。

クルー2ミッションには星出飛行士をはじめ、NASAのシェーン・キンブロー(Shane Kimbrough)宇宙飛行士とメーガン・マッカーサー(Megan McArthur)宇宙飛行士、欧州宇宙機関(ESA)のトマ・ペスケ(Thomas Pesquet)宇宙飛行士の4名が参加しています。NASAによると、帰還するクルードラゴンには約240kgの装置や物資などが積み込まれ、4名の宇宙飛行士とともに地球へと戻ります。

また、日本時間11月7日にはクルー2と交替する「クルー3」ミッションの4名を乗せたクルードラゴン運用3号機の打ち上げが予定されていましたが、気象条件の厳しい日が続いていることから、運用2号機が帰還するまで打ち上げが延期されたことも明らかにされています。再設定されたクルー3の打ち上げ日時は日本時間11月11日11時3分以降の予定で、国際宇宙ステーションへのドッキングは日本時間11月12日9時10分頃(11日に打ち上げられた場合)となる見込みです。

 

関連:NASA「クルードラゴン」運用3号機の打ち上げを日本時間11月7日に延期

Image Credit: SpaceX
Source: NASA
文/松村武宏

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