宇宙飛行士の「同僚」2体、国際宇宙ステーションで出会う
sorae.jp / 2022年4月3日 21時0分
ロボットや人工知能(AI)はすでに多くの場所で使われていますが、宇宙も例外ではありません。
画像で一緒に写っているのは、国際宇宙ステーションで宇宙飛行士たちの「同僚」として2年以上働いてきたロボットたちです。左の白く丸いほうは「CIMON」、右のやや四角いほうが「Astrobee」と呼ばれる3体のうちの1体、「Bumble」です。2つのロボットの機能や作られた場所は違いますが、どちらも宇宙飛行士たちのミッションをサポートしています。
Astrobeeの3体はそれぞれ色が違っていて、青は「Bumble」、黄色は「Honey」、緑は「Queen」という名前がつけられています。Astrobeeは自動で動きますが、地上にいるオペレーターの遠隔操作で動かすこともでき、環境をモニタリングしたり、定型的な作業を行うことができます。アメリカ・カリフォルニア州のシリコンバレーにあるNASAのエイムズ研究センターで開発され、2019年に国際宇宙ステーションに送られました。
一方のCIMONは「Crew Interactive MObile companioN」の略で、人工知能を搭載し音声で操作することができます。エアバスとIBMが開発し、国際宇宙ステーションで行われる研究をサポートするために2018年に打ち上げられました。ハンズフリーのコンピューターやカメラのように使うことができますが、CIMONのプロジェクトチームはそれだけではなく、「同僚」として宇宙飛行士たちのストレスを軽減するような可能性も探っていきたいと考えています。
宇宙飛行士ではない人たちも宇宙旅行をする時代が始まっていますが、将来はCIMONのようなロボットとも会話しながら宇宙に滞在するようになるのかもしれません。
関連
・ISSを浮遊する新宇宙ドローン「CIMON」年内打ち上げへ エアバス開発
・JAXA、きぼう日本実験棟で船内ドローンのプログラムコンテスト開催へ(※Astrobeeを使った過去のコンテストの情報です)
Source
Image credit: NASA/Kayla Barron NASA - Robot Colleagues Meet Aboard the International Space Station文/北越康敬
この記事に関連するニュース
-
クルードラゴンとスターライナー ISSで撮影された2つの有人宇宙船
sorae.jp / 2024年7月18日 21時10分
-
宇宙開発をリードするスペースX どこがスゴい!? 宇宙服もご紹介!
sorae.jp / 2024年7月14日 11時33分
-
将来につながる実験、宇宙食、そして今後――古川聡宇宙飛行士単独インタビュー
ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2024年7月5日 8時0分
-
NASAが2030年で運用を終えるISSの軌道離脱用宇宙機開発でスペースXと契約
sorae.jp / 2024年6月27日 17時35分
-
ボーイング新型宇宙船「スターライナー」地球帰還は6月26日以降の予定
sorae.jp / 2024年6月22日 11時16分
ランキング
-
1大谷翔平&真美子さんのレッドカーペット中継に… 人気アイドルが「思いっきり映ってる」と話題
Sirabee / 2024年7月18日 15時40分
-
2平日は毎日「レッドブル」を飲んでいます。「1日の飲料代」として高すぎますか? また、体への悪影響はないでしょうか?
ファイナンシャルフィールド / 2024年7月20日 3時20分
-
3みなとみらいに爆誕「巨大フードコート」のスゴさ 「ワールドポーターズ」で世界の味を楽しめる
東洋経済オンライン / 2024年7月21日 12時0分
-
4【インプラント治療】どの歯科医師、歯科医院を選べばいいか?「“楽で簡単な治療”と広告でアピール」「治療費が安すぎる」には要注意
NEWSポストセブン / 2024年7月21日 11時14分
-
5新型コロナワクチンの定期接種、10月から開始…全額自己負担の任意接種費は1万5000円程度
読売新聞 / 2024年7月21日 19時21分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください