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「ホーグの天体」ってどんな音色? 可聴化された特異銀河

sorae.jp / 2022年9月6日 22時35分

【▲特異銀河「ホーグの天体(Hoag's Object)」(Credit: NASA/ESA and The Hubble Heritage Team (STScI/AURA))】

【▲特異銀河「ホーグの天体(Hoag's Object)」(Credit: NASA/ESA and The Hubble Heritage Team (STScI/AURA))】

こちらは”へび座”の方向およそ5億5000万光年先に位置する「ホーグの天体(Hoag's Object) 」です。ホーグの天体は環状銀河に分類される特異銀河で、リングを含めた直径は約12万光年と見られています。

アメリカ航空宇宙局(NASA)のゴダード宇宙飛行センターは、この画像を「音」に変換した動画を2022年5月11日付けで公開しています。これまでにもsoraeでは音に変換された「バタフライ星雲」や「バブル星雲」などを紹介していますが、ホーグの天体はどのような音色なのか、まずはお聞きください。

 

https://sorae.info/wp-content/uploads/2022/09/Hoags-Object.mp4

 

非言語音を使って画像などの情報を伝えるこのような手法は「ソニフィケーション」(可聴化)と呼ばれています。この動画では、中心から12時方向に伸びた線が時計回りに動き、天体の画像を読み取って音に変換しています。NASAの科学者は「明るい箇所(青)は大きな音で表現され、中心から離れるほど高い音で表現されている」と解説しており、その音色はまるで、広い洞窟の中で滴る水が奏でる美しいメロディーのようです。

34秒程度と短い動画ですが、ぜひイヤホンやヘッドホンを装着して、隅々まで銀河の「音」を聴いてみてください。

冒頭の画像は2002年に公開されたもので、撮影にはハッブル宇宙望遠鏡の「広域惑星カメラ2(WFPC2)」が用いられました。

 

関連:宇宙の蝶を耳で聴く。NASAがハッブル撮影の「バタフライ星雲」を音に変換

Source

Image Credit: NASA/ESA and The Hubble Heritage Team (STScI/AURA) Sonification Credit: SYSTEM Sounds (M. Russo, A. Santaguida) NASA's Goddard - Sonification of Hoag’s Object Hubble - A Wheel within a Wheel 参考:ホーグの天体(Wikipedia)

sorae編集部

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