「平成最強だと思うピッチャー」TOP10。大谷、松坂…1位は誰?

日刊SPA! / 2019年2月23日 8時52分

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画像は、中日ドラゴンズ公式のTwitter(@DragonsOfficial)より

 野球界では春から始まる新シーズンへと向け、各チームがキャンプインを迎えている。新人も加わったことだし、どんな選手が頭角を現していくのか、野球ファンは楽しみにしているはずだ。

 ところで、今年は平成が終わる年でもある。ここで一度、平成の野球界を彩ってきた名選手たちを振り返ってみるのはいかがだろうか。

 そこで今回は、全国100人の男女(30~50歳)に対して「平成最強のピッチャーは誰?」というアンケートを実施した。

 実際の記録で誰が最強かはさておき、最強と記憶されたTOP10ということだ。投票理由のコメントを挟みつつ発表していこう。

◆30~50歳の100人に聞いた、平成最強ピッチャーTOP10

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Q.平成最強のピッチャーは誰?

※括弧内は現在所属中の球団名または引退時の球団名

10位 小宮山悟(元千葉ロッテマリーンズ)3人

10位 三浦大輔(元横浜DeNAベイスターズ)3人

10位 斉藤和巳(元福岡ソフトバンクホークス)3人

8位 伊藤智仁(元ヤクルトスワローズ)4人

8位 前田健太(ロサンゼルス・ドジャース)4人

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 今回のランキングは“TOP10”と銘打っているが、このように同率ランクインが発生したため、合計12人のピッチャーを取り上げていく。

 まずは同率10位の小宮山悟だ。平成元年である1989年のドラフト会議でロッテに1位指名された彼は、2009年に44歳で引退するまでに117勝を記録。「シェイク」という“魔球”を生み出すなど、「多彩な変化球が魅力のピッチャー」(神奈川県・36歳男性)と評価されているほか、コントロールの高さも有名だった。

 同率10位の2人目は、「リーゼントが印象に残っている」(京都府・42歳女性)というコメントが寄せられた“ハマの番長”こと三浦大輔。1991年の入団から2016年の引退まで生涯ベイスターズを貫きながら、通算172勝をマークした。現在はベイスターズの一軍投手コーチに就任しており、この先も日本球界を盛り上げてくれそうだ。

 3人目は、元ホークスの斉藤和巳である。肩を痛めた彼は2007年を最後に1軍での登板はなく、2013年に引退してしまったが、2003年は20勝、2006年には18勝を挙げ、大車輪の活躍を見せた。特に2006年は最多勝、最優秀防御率、最多奪三振、最高勝率、最多完封という“投手五冠王”を成し遂げ、これは平成のプロ野球で唯一の快挙である。

 次は同率8位。剛速球がウリだった元ヤクルトの伊藤智仁は「入団1年目の防御率がすごかった」(愛知県・42歳男性)とあるように、1993年、7勝2敗の防御率0.91という驚異的な成績で新人王に輝く。その後はケガに泣かされ、実働7年間で37勝にとどまったものの、まさに記録よりも記憶に残る選手だったということだろう。

 もう一人の同率8位は2016年に広島からMLBのドジャースに移籍し、奮闘を続けている前田健太。「肩が強く、コントロールがいい」(大阪府・39歳女性)と称賛されている彼は今年1月、ムービー撮影中の自分の携帯電話に遠くからワンバウンドでボールを当てた動画をInstagramにアップしており、その制球力はますます評判になっている。

◆TOP3の紹介を前に、“平成の怪物”が早くも登場

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7位 佐々木主浩(元横浜ベイスターズ)7人

6位 松坂大輔(中日ドラゴンズ)16人

5位 菅野智之(読売ジャイアンツ)18人

4位 ダルビッシュ有(シカゴ・カブス)19人

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 7位はベイスターズで12年、MLBのマリナーズでも4年プレーし、日米通算381セーブという数字を積み上げて2005年に引退した佐々木主浩だ。

「日本で数々の記録を残してから最強のストッパーとして渡米し、MLBでも活躍。“ハマの大魔神”という異名どおりのインパクトがあった」(埼玉県・48歳男性)

「打たれている場面をほとんど見たことがありません」(神奈川県・33歳男性)

 鋭く落ちるフォークボールでバッターたちを手玉に取り、1995年からは4年連続で最優秀救援投手のタイトルを獲得。45セーブを挙げてベイスターズの日本一に貢献した1998年には、彼の愛称である“ハマの大魔神」が新語・流行語大賞に選ばれたほどである。

 続いて6位は、高3の夏の甲子園決勝戦をノーヒットノーランで制し、1999年に鳴り物入りでライオンズに入団した松坂大輔。

「日米両方で先発ピッチャーとして成功し、かつワールドシリーズをも制覇しているのはさすがだなと」(千葉県30歳男性)

「私と同世代の選手ということもあり、印象的です」(神奈川県・37歳女性)

 1年目から16勝と大暴れした松坂は、イチローとの初勝負では3三振を奪ってみせた。MLBのレッドソックスに移籍した2007年にはワールドシリーズで日本人初の勝利投手となり、ワールド・ベースボール・クラシックでは2006年、2009年と2大会連続でMVPに。2015年から日本球界に復帰しているのは周知の事実だが、昨年はカムバック賞を射止めたことだし、“平成の怪物”はもっともっと野球ファンを沸かせてくれるのではないか。

 さて、ここからはTOP5の紹介へ。5位は巨人の原辰徳監督を叔父に持ち、2013年からは自身も巨人を引っ張る存在となった菅野智之である。

「チームのエースとして君臨し続けていますよね」(愛知県・50歳女性)

「とにかく打者を抑えているというイメージです」(宮城県・50歳男性)

 投手にとっての最高権威ともいえる沢村賞を一昨年、昨年と受賞している菅野は、もはや巨人だけでなく日本球界の宝だ。6年間で76勝というハイペースぶりも見逃せない。今年は背番号を19からエースナンバーである18に変更したことだし、より一層の飛躍が期待されるところ。

 そして、僅差で4位にランクインしたのはダルビッシュ有だった。日本ハム時代には7年間で93勝し、2012年からはMLBに拠点を移している。

「日本人離れした投球とメンタルの強さに、いつも驚かされています」(千葉県・49歳女性)

 196cmという長身から繰り出されるボールはストレートも変化球も超一級品で、三振を次々と量産。レンジャーズ在籍中の2013年には完全試合寸前のピッチングを披露するも、9回2アウトから初ヒットを許してしまうという惜しすぎる場面も見られた。SNSでは歯に衣着せぬ発言が注目されることもあるが、それも彼のような実力者ならではだろう。

◆豪腕が揃い踏みのTOP3、1位はMLBへの道を切り拓いたあのピッチャー

 さぁ、ついにTOP3の発表だ。

 3位は、あの野村克也元監督に“神の子”といわしめた田中将大。今やMLBのヤンキースを立派に支えているわけだが、アンケートでは次のような声が寄せられた。

「24勝0敗という成績はすごすぎる」(大阪府・35歳男性)

「楽天の優勝に大きく貢献してくれたことは忘れません」(宮城県・49歳女性)

 これらのコメントが指しているのは、MLBに旅立つ前の日本ラストシーズンとなった2013年の出来事である。開幕からシーズン終了まで連勝街道を突っ走り、楽天を球団史上初のリーグ優勝、さらには日本シリーズ制覇へと導いたのだ。そんな田中はアイドル好きとしても知られており、そういうギャップも、彼が愛される理由のひとつ?

 2位は投手と野手の“二刀流”を実現し、野球マンガの主人公を地でいく大谷翔平である。今回ランクインした投手のなかでは、現在24歳の彼が最年少だ。

「この選手こそ最強だと思います」(東京都・43歳男性)

「二刀流へのチャレンジはお見事」(静岡県・38歳女性)

 もともと、高校を卒業したら即座にアメリカへと渡るつもりだった大谷だが、彼をドラフト指名した日本ハムの説得により、2013年から日本でプロ生活をスタート。160km/hオーバーの直球は、見る者を問答無用で魅了してくれる。MLBのエンゼルスへ移籍した昨年は野手として22本のホームランを放った一方、投手としても4勝しており、そのポテンシャルはまだまだ計り知れない。

 並みいる名投手たちを抑えて1位となったのは、バファローズやMLBのドジャースで活躍した野茂英雄。成績としては日米通算201勝だが、彼の偉大さは数字だけでは伝わらないだろう。

「日本人のメジャー挑戦のパイオニア」(福岡県・43歳男性)

「野茂が大リーグに進出したときは燃えた。決め球のフォークが素晴らしい。今ほど日本人がメジャーで認知されていなかった時代に、あれだけ活躍できたのはすごい」(愛知県・40歳男性)

「あのトルネード投法では誰も打てないと思いました」(愛知県・39歳男性)

 日本人で初めてメジャーのマウンドを踏んだのは1964年から2年間サンフランシスコ・ジャイアンツでプレーした村上雅則で、野茂は彼に次ぐ史上2人目の日本人メジャーリーガーとなった。1995年に新人王のタイトルを手にすると、翌年以降もコンスタントに勝ち星を積み重ねていき、日本人でもMLBで通用することを証明。多くの野球ファンに夢と希望を与えたレジェンドであることは間違いない。

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3位 田中将大(ニューヨーク・ヤンキース)20人

2位 大谷翔平(ロサンゼルス・エンゼルス)26人

1位 野茂英雄(元カンザスシティ・ロイヤルズ)31人

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 今回名前が出てきた12人中、MLB経験者は実に8人を占めている。平成の後半では日本人がMLBで投げることも珍しくなくなったが、その状況を作り出した野茂がランキング1位になったのは、感慨深い結果といえるのではないか。次の元号に変わっても、また新たな最強ピッチャーが誕生することを心待ちにしたい。<取材・文/日刊SPA!取材班>

【調査概要】

調査方法:アイブリッジ(株)提供の「リサーチプラス」モニターに対してアンケートを行い、その結果を集計したものです。

調査期間:2018年1月22日

有効回答者数:30歳から50歳 全国の男女100名

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