サイゼリヤの客離れにファン悲しみ「女一人で飲みたいときは最強」

日刊SPA! / 2019年4月7日 8時51分

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 ファミレスチェーン「サイゼリヤ」の既存店客数が15か月連続で前年割れとなり、客離れが止まらない状況が報じられている。連結売上高は順調に伸びているものの、“ちょい飲み”ブームが落ち着いたことや禁煙化による短期的な客離れなどが識者によって指摘されているようだ。

 最強のコスパで愛されてきたサイゼリヤ、往年のサイゼファンはこの悲報をどのように受け止めているのか。



◆「女一人で安く外飲みしたいときは最強」

「大学生の頃は夜までサークル室にいる一人暮らしメンバーで、最寄りのサイゼに行って晩飯を食べるのが楽しかったですね」とは「アラビアータ」Wサイズと「柔らか青豆の温サラダ」が定番という、サイゼ歴10年の男性(IT・28歳)。

「当時は『社会人になったらもっといいレストランに行くようになるのかな』とか密かに思っていましたけど、幸か不幸か会社員として働いているいまも、仕送りとバイトで生活していた学生時代と経済的な状況は大差ない。というか感覚的にはむしろ厳しいくらいなので、いま現在もめちゃめちゃ愛用していますね」と、生活残業もままならぬ世相とともに、サイゼ愛を苦笑まじりに語った。

 また、「友人とせんべろや角打ちを巡るのが趣味」で、サイゼリヤでは「「フレッシュチーズとトマトのサラダ」と「フレッシュワイン」を注文するのがルーティン」という女性(医療・30歳)からは、「腐ってもイタメシ・ファミレスだからか、サイゼリヤって庶民感はありつつも、そんな極端に客層ヒドイってことはあまりないですよね。客同士で喧嘩とか起きるような雰囲気じゃないし。

 一人でバルとかせんべろにいると男性客にたまに話しかけられたりもしますけど、安く女一人で外飲みしたい、ゆっくり気楽に飲みたいって時は圧倒的にサイゼ。むしろ社会人になってからのほうが、罪悪感なく豪勢な気分で好き放題に注文できる。学生時代よりも頻繁に行くようになりました」との声もあった。

 2人が定番として挙げたメニューのほかにも、サイゼリヤには「ミラノ風ドリア」をはじめ、「小エビのカクテルサラダ」「エスカルゴのオーブン焼き」「辛味チキン」などのメニューは、特に根強い人気を誇っているようで、ツイッターでは豪勢な“一人サイゼ晩餐会”を繰り広げている様が、毎晩のように誰かの手によって投稿されている。

◆健康軸やデザート、ご当地メニューを展開する競合他社、サイゼは……?

 しかし、そんな“鉄板メニュー”の裏で、サイゼリヤに目新しいメニューがなく、利用者の間で飽きがきてしまっているとも言えるかもしれない。

 前出の男性は「あの価格なのであまり多くを望んでも仕方ない気もしますけど」と前置きしたうえで、「サイゼリヤ大好きですけど、味付けがどれも塩っけが強いというか、使っている食材がだいたいどのメニューでも一緒。ファミレスはどこも食材に縛りがある中でやっているとは思うんですけど、サイゼはなぜか違うメニューを頼んでも目新しさがないというか、“再放送”みたいな感覚が強いです」とも語った。

 実際にセブン&アイ・フードシステムズは“フルーツデザートのデニーズ”“デニーズはカラダに、おいしい”を標榜し、「プレミアムパワーサラダ」(949円)などヘルシー志向のメニューなどにも注力。すかいらーくのガストも期間限定のご当地グルメメニューなどを打ち出し、評判も上々のようだ。

 一方、2019年3月後半現在のサイゼリヤの“季節のメニュー”は「ナポリジェノベーゼ」と「ペストジェノベーゼ」というブレなさ。健康軸に関しては公式サイトの「組み合わせメニュー おいしく食べて健康バランス」というページで、「ミラノ風ドリア」と「小エビのカクテルサラダ」などが健康的なおすすめの組み合わせとして紹介する程度だ。



 回転寿司チェーンなどライバルは多そうだが、サイゼリヤの今後の進化に期待したい。<取材・文/伊藤綾>

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