皐月賞繰り上がりでクラシックG1初騎乗 宮崎北斗が胸中を激白!

日刊SPA! / 2019年4月11日 15時49分

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宮崎北斗騎手

 最終登録が19頭だった皐月賞(フルゲート18頭)、賞金19番手で唯一の除外対象だったのがダディーズマインド。だが火曜にスプリングSを制し皐月賞有料候補の一角であったエメラルファイトが捻挫により出走回避となったため、ダディーズマインドは最後のイスを手に入れ、皐月賞出走が叶うこととなった。

 ダディーズマインドの鞍上は宮崎北斗騎手。宮崎騎手はコンディショニング・トレーニング「Z-HEATH」の資格を持つトレーナーとして「BODY DISCOVERY STUDIO」を運営し、現役騎手との二刀流をこなす。また、最近はYouTube「カラダマニアちゃんねる」で「脳と体の働き」の観点から様々なトレーナー動画を公開している。

 そんな宮崎騎手は今回の皐月賞で30歳にしてクラシック競走に初騎乗。出走が叶った翌日に実際に現在の心境をたずねてみた。

◆すべてのG1は僕にとって乗れたら「ありがたいこと」

――皐月賞への出走が決まりましたね、おめでとうございます。皐月賞を含むクラシック競走に初騎乗とのことですが、過去3回騎乗されたG1レースとはやっぱり心境として違いはあるものなのでしょうか?

宮崎北斗騎手(以下、宮崎):違いは特にないですね。G1に乗せてもらえる、というのはクラシックであろうがなかろうが、他のG1と同様に「ありがたいこと」ですね。調教師さん馬主さんに認めてもらって乗せてもらえるものなので。

――今回登録時点で出走できるか分からない状況でした。どういった準備をするものなのでしょうか?

宮崎:馬については調教師さんが出る前提で仕上げますよね。騎手の立場としては乗れればいいなあ、という感じですね(笑)。他にもレースがありますから、それだけを意識しつづけるわけにもいかないですし…

――そこだけに気を取られているわけにはいかない、と

宮崎:そうですね。正直、依頼する人からすれば皐月賞で19番目だからとドキドキしてるジョッキーなんて乗せたいなんて思わないんじゃないですか(笑)。僕が調教師だったらそう思いますよね。

◆ダディーズマインドの追い切りは?

――今日(4/10)はダディーズマインドの追い切りだったわけですが、乗られたのでしょうか。

宮崎:いや、追い切りは調教助手さんが乗りました。ずっと見てくれてる人なので。私はその併せ馬のほうに乗ってました。

――あえて併せ馬のほうにですか?!

宮崎:あえてというか、僕が乗ってもよかったんですけど、調教助手さんが一生懸命世話してくれて馬を一番よくわかってる方なので。追い切りの前日に調教師さんから「明日乗るか?」って言われたんですけど、調教助手さんのほうがいいだろうって伝えました。

――編集部の競馬好きからも宮崎騎手といえば穴馬を連れてきてくれると評判です

宮崎:ありがとうございます、嬉しいですね。個人的にですが、騎手を評価する部分において、勝った負けただけじゃなくて人気と着順の差とか見てほしいですね。他にもたとえば、僕の場合一昨年は複勝回収率が200%だったと言われてて、そういう面をもっと評価されたいですね。

 18番目での皐月賞出走となるダディーズマインドは当然人気薄での出走となる。しかし、人気と着順の差を見てほしいと人気薄の穴馬でも前を目指す宮崎北斗騎手。皐月賞は近年1番人気が好走できていない傾向も強く、もしかしたらと注目してみても良いかもしれない。

 後日公開予定の後編は「Z-HEATH」の資格を持つトレーナーとしての活動について伺っています。

【宮崎北斗】

JRA騎手。2007年初騎乗。2008年と2010年にセラフィックロンプとのコンビで愛知杯を2度制覇。2014年に第6胸椎圧迫骨折のため長期休養していたが、その間に世界でわずかしかいない「Z-HEATH」の資格を取得。平日は「BODY DISCOVERY STUDIO」でトレーナーとしても活動している。1989年3月12日生まれ、30歳。

取材・写真・文/佐藤永記(シグナルRight) 取材/森田貴光

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