月100万超の利益も可能なウェブせどり。改元で売れる転売商品とは?

日刊SPA! / 2019年4月21日 15時53分

写真

「働き方改革」に伴い、政府も副業を後押しする昨今。スキマ時間に手軽にできるものから、まとまった元手や時間を要するものまで、その内容は多種多様だが、果たしてその明暗を分かつものは何なのか?

◆物販はコツコツやれば非常にリスクが低い

『サラリーマン副業2.0』などの著書を持つ、副業アカデミー代表の小林昌裕氏が、これまでに20余りの副業を実践してきた中で、副業初心者の多くの会社員にもオススメしやすいと語るのが物品販売だという。

「僕が実際にやっていたのはヤフオクで安く仕入れて、Amazonで高く売るという手法。いわゆる“せどり”です。今は物販会社への投資という形でしかかかわっていないですが、昔はプレイヤーとして月40万円ほどを物販だけで稼いでいました。ダフ屋みたいなチケット転売のイメージもあって、Twitterとかですぐ叩かれるんですが、商店街の小売店も朝に市場で安く買って、商店街で高く売っていますよね? 小売店側が利益を乗せても、消費者は近くて便利だから商店街で買うというのと基本的には同じ。市場がヤフオクで、コンビニや商店街の小売店がAmazonというイメージです」

 確かに「ヤフオクでどうしても欲しい商品なのになかなか落札できない」「落札するのが面倒」といった理由から、少々割高でも明朗会計のAmazonで手っ取り早く買ってしまうという人も少なくないだろう。

「ライブのチケットなど明確に定価あるものを囲い込んで、高く売りつけるというのとは少し違い、廃版品など今、入手しにくくなったものをヤフオクなどで探すのがメインの作業です。毎日、いろんな商品の価格をリサーチしながら、勝算が高いアイテムを安く買って、高く売る。過去のバージョンのパソコンソフトウェアやグラフィックボード、関数電卓などマニアックな商品が狙い目になります」

 こうした商品探しは地道な作業だが、誰でも自分でカテゴリを選び、Amazonとヤフオクで価格差を取れるアイテムを検索しながら調べられる便利なツールもある。「ビットマシン」など落札限度額を決められる自動入札ソフトを利用することで、四六時中パソコンに張り付いていなくても仕入れは可能とのこと。

「物販の副業はコツコツやれば非常にリスクが低く、高い人気があります。きちんと安値で買うことさえできれば、最悪でも仕入れ値くらいだったら、いつでもヤフオクで売れます。Amazon物販ではだいたい30%以上利益を上乗せして売りますが、失敗してもプラス5~8%上乗せして売れれば損はしにくい。30%の利益を死守するようにすれば、20万円の売り上げで6万円は儲かる。そして、儲かったら、その分を次の仕入れに回すというように複利で回せるんです。真面目に頑張ってフルで資金を回せる人だったら、月に2周くらい回るので10万円から始めて半年後には60万円、100万円といった利益を出す人もいます」

◆改元で売れる転売商品も……!?

 Amazonに出品するには基本的な情報とクレジットカード情報の入力のみで登録可能。商品登録も商品画像、商品名や説明文などを登録画面に入力するだけで登録でき、FBA(フルフィルメント by Amazon)というサービスを利用すれば、Amazon側で在庫管理と発送をやってくれるので、出品者は商品を事前にAmazonの倉庫に納品するだけという大きな利点もAmazon物販にはある。

 一方、中国のECサイト「淘宝」(タオバオ)などから仕入れて、日本のメルカリで売る「メルカリ物販」もオススメとのこと。

「メルカリは基本的に在庫管理や発送も自分でやることになりますが、高価格で売れやすく、高い利益率が期待でき、パソコンが苦手でもスマホで簡単にできるのも利点です。メルカリだったらAmazonの倍ほど、おおよそ70%くらいの利益を目指せます。月商100万円を売り上げると、利益70万円ほどですね。最近はメルカリに慣れている女性がメルカリ物販をやるというケースも増えていて、まずはいらなくなった服などを売って5万~10万円の資金を作り、本格的に始めるという人が多い。タオバオは日本の代行業者を使えるので、日本語で仕入れができます」

 また、メルカリではクリスマス前の松ぼっくりや秋のもみじ、夏にはピクニックで拾った流木など、意外すぎる変わり種商品が売れることもある。

「意外と売れるという商品が本当に多くて、使いかけの残量80%の口紅とかも売れるらしいです。あとは、玉ねぎの皮が売れたみたいなミラクルもありましたね……。改元に伴い、撒かれた号外も5000円以上の値段で売る人もいましたが、 ほかにもこれからの時期だとゴールデンウィーク限定グッズや旅行先の特産品、海外などに行くなら現地でしか売っていない商品を事前にヤフオクで調べておくと、仕入れの参考になります」

 転売は何よりもコツコツと情報を集めるルーティンをこなす、地道な努力が大切とのこと。誰でもできるという意味でハードルは低そうだが、ラクして大金を稼げるうまい話といったわけではない。物販での主な失敗例として、「有名ブランド品の場合に多いAmazonに出品できない商品を仕入れてしまう」、「メーカー側の安売りなどによる値崩れ」、「仕入れのバランスや利益率設定を見誤りによる回転率の悪化(在庫が増えキャッシュが増えない)」といったことが挙げられる。

「転売の弱点ですが、短期的に週一の稼働でそれなりの利益を目指すのは、まず厳しいですね。物販は1日30分でもとにかく毎日やるのが大切。ある程度軌道に乗ってからも、モチベーションの維持が一番大変だったりしますから。結局、どれだけ危機感を持って本気でコツコツやれるかということに尽きます。当然といえば当然かもしれませんが、サラリーマン的な気持ちのままだと本業ほど本気で副業を頑張れないという人が多いんですよね。フェードアウトしちゃう人もいますが、最初の壁さえ突破したら物販の場合は安定して月に5万〜10万円くらい稼げるという人が一番多いです」

 さらに、安定して毎月40万~50万円といった利益を出していけるようになると、外注化を検討する人も多いとのこと。

「最初は古物商許可を取って自営業者として地道に始めるんですけど、月40万円以上の利益が出るようになったら、ビジネスオーナーとしてリサーチや仕入れもアルバイトにやってもらうというように外注化を目指せます。ゆくゆくは雇用助成金ももらって雇用コストも抑えつつ、自分の負荷を減らしていくほうにシフトしていけるんです」

 最初は会社員のお小遣いレベルの資金から始めて、ビジネスオーナーまで目指せる物販の副業。忍耐強く継続していける自信のある会社員は、挑戦してみる価値がありそうだ。

<取材協力/副業アカデミー>

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング