上司と部下の板挟み…40代管理職がしがちな最悪な対応とは?

日刊SPA! / 2019年6月7日 15時52分

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イラスト/市橋俊介

 経営陣と一般社員を繫ぐポスト、管理職。4月1日から実施された「働き方改革」や、「プレイングマネジャー化」など、受難の時代を迎えている管理職の悩み&解決法を具体的に解説!

◆上司からは業績、部下から不満 板挟みで逃げ出したくなる

 現在、課長クラス(課長・室長・マネジャー)の役職に就く30~50代の男性300人(調査は3月18日~22日)にアンケートした結果「上司と部下の板挟み」(111人)に悩む人も多く、現場では慢性的な人手不足なのに、会社からは残業時間の削減を求められるという、大きな矛盾が生じ始めている。さらに、「“年齢のギャップ”による板挟みも生じます」と話すのは、社会保険労務士の平田純一氏だ。

「バブル期で育った50代、ゆとり世代の20代では当然仕事観にはギャップがあります。初めて管理職になるであろう40歳頃が、中間でどっちの気持ちもわかる。だから挟まれてしまうのです」

 このときに両者に“いい顔”をするのは、最も悪手だという。

「結論を先延ばしにしているにすぎません。また、『自分もやりたくないんだけど、上の意向で仕方がないんだ』という形式のマネジメントを行う人はたくさんいますが、これをやると部下からの信頼は大きく損なわれます。時には上司に意見も述べるべき」(平田氏)

 解決策について、平田氏は“翻訳者”に徹することだという。

「どちらの言い分もしっかり聞き、嚙み砕いてから伝える。例えば上層部が『気合』と言えば、部下には『地道に』と置き換える。逆に上司には、部下の主張がどう“利益”を生み出すかを添えて説明してあげる。やっぱり上の人間は“数字”に弱いですから。また、両者の言い分をすべてヒアリングしてメモに書き起こして、後日“翻訳”という手段もあります」

 板挟みに遭ったら、一歩引いて、その板の圧力を緩和させる態度でいよう。

<課長はつらいよ>
「ほかの部署も絡んで最悪。もはや針のむしろです」鈴木健一さん(仮名・39歳)

<解決の心得>
・部下に我慢してくれ、では信用を失う
・両者にいい顔はせず、時には上司に意見も
・両者間の翻訳を意識。パイプ役に徹する

【平田純一氏】
社会保険労務士。「いしまる事務所」代表。主に中小企業を担当する行政書士、社労士でありながら、総合格闘技のプロ選手としても活躍している
― [はじめての管理職]読本 ―

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